設置スペースが無くて、ブレーカのニ次側に設置できないときは?
電源用SPD(避雷器)をブレーカの一次側に設置しても問題はありません。
しかし、一般的に、ブレーカの二次側に設置した方が次のような利点があります。
- SPD(避雷器)を設備に追加設置する場合、このブレーカを断路すれば簡単に設置工事ができます。
(ブレーカの一次側に設置する場合、さらに上位のブレーカか遮断器を断路して設置工事を行うこととなります。) - SPD(避雷器)への接続線を容易に短くすることができます。
特に二次側に分岐回路用ブスバーがある場合、そのブスバーの最下端から引き出し、接地端子の間にSPD(避雷器)を設置すれば、接続線の長さが最短距離となります。
図(a) ブレーカの一次側に接続

図(b) ブレーカの二次側に接続

図(c) ブレーカの二次側に接続(具体的な設置例)
