富士電機株式会社

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電源機器 SPD(避雷器)

落雷は、1年間に何回位発生しているのですか?

ある地域への落雷回数の概略の把握には、一般的に年間雷雨日数が使用されております。下図は、日本を緯度および経度15分間隔(大略25×27.5km)で区切った地域内における年間雷雨日数をもとに作成した年間雷雨日数分布図(IKLマップ:Isokeraunic Level Map)です。
現在、わが国で使用されている年間雷雨日数分布図は、1954~1963年度の10年間の観測結果の平均です。
これによると、関東北部、岐阜県、琵琶湖周辺、日本海沿岸、九州南部などで、年間35日におよぶところがあります。
ある地域への落雷数を示す値としては、大地雷撃密度(回/km2/年)を用いますが、年間雷雨日数(Td)と大地雷撃密度(Ng)との関係は、次式であらわせるといわれております。

大地雷撃密度(Ng)=0.1×年間雷雨日数(Td)
(注)Ng:1年間に、1平方キロメートルに落雷する回数。

しかし、最近は、ある地域の建物や電気設備への落雷頻度推定に当たって、より精度を高めた落雷頻度マップの必要性から、実際に落雷した時刻と地点を観測するシステムが民間会社や電力会社などで取り入れられつつあります。

図 年間雷雨日数分布図

日本地図

(注)この内容は、社団法人 電気設備学会「雷と高度情報化社会」を参考にして纏めております。

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