富士電機株式会社

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環境・社会・ガバナンス人財の育成と公正な評価

人財育成に関する基本的な考え

富士電機は、行動規範「企業行動基準」の中で、「人を大切にします」と宣言し、従業員の能力開発を経営にとっての最重要テーマの一つに据え、社員一人ひとりの成長とチームの総合力の発揮を実現する人財育成の強化を表明しています。グローバル競争力強化につながる「プロフェッショナルな人財の育成」をめざし、積極的に従業員の教育・研修を実施しています。

教育・研修制度

各職場でのOJT(On-the-Job Training:業務経験を通した能力開発)や事業部門、事業拠点ごとの独自教育に加え、全社横断的に、または専門分野別に各階層に応じて、幅広い教育・研修を実施しています。競争力の源泉となる個々人の成長と、組織としての総合力の向上を目指しています。

富士電機の能力開発体系

富士電機の能力開発体系

■階層別研修

「強いチームづくり」に向け、昇格・任命といった節目において、マネジメント力やヒューマンスキル、論理的思考力等の向上を狙いとした階層別研修に取り組んでいます。2018年度は1,037名が受講しました。

■選抜研修

部門や事業のリーダーの早期の発掘と、将来の経営層の候補者人財の継続的・全社的な育成をねらいとし、他社との交流の外部研修も取り入れた研修を実施しています。2018年度は43名が受講しました。

■専門別研修

能力向上、個別専門の知識、スキルの習得等をねらいとし、特に技術系講座は分野別・レベル別にきめ細かく分類・体系化して実施しています。2018年度は、4,017名が受講しました。

■ものつくり教育

ものつくりの技術・ノウハウの社内での蓄積や、海外の生産拠点で活躍できる生産技術者、技能者の育成をねらいとしています。

ものつくりに直接携わる技能系の新入社員向けには1年間の専門技能教育を実施するほか、工場の生産技術部門に配属される新人生産技術者向けに3カ月間の専門技術教育を行っています。各製造拠点では職種や階層、個人の技能レベルに応じた教育を計画的に行っています。

●技術系
コア技術実践教育

生産技術系・技能系中堅社員を対象とした管理教育

+
座学   実践体験
  基礎講座(初級者向け) 応用講座(中堅者向け)
製造技術
  • プラスチック成形の基礎
  • プリント板実装の基礎 他
  • プラスチック成形コース
  • プリント板実装組立コース 他
管理技術
  • QC七つ道具の活用
  • VEの基礎 他
  • 品質管理コース(QC検定受験対策)
  • VE実践コース 他
入社2年目基本技術教育

入社2年目の大卒全社員を対象としたものつくりの基本技術教育

  • QC講座
  • IE講座
  • VE講座
  • 原価管理講座
新人生産技術者教育

生産技術系大卒新入社員を対象とした集中実践教育

●技能系
監督者教育

階層別(製造主任・作業長・リーダー)の監督者育成教育

新人技能者教育

高卒技能系新人全員を対象とした1年間の全寮制教育

研修風景

グローバル人財育成

世界中のお客様に最大の満足を提供するために、日本以外の国や地域で採用された社員も日本国内の社員も、国や地域を超えて一つのチームとして連携して事業を推進することが重要と考え、それを担えるグローバル人財の育成に取り組んでいます。

グローバル人財育成の基本的な考え方

国内外の社員が母国を離れ、海外での仕事・生活の両者の経験を通じて、赴任先国の現地社員とチームで新たな価値を創造できる人財を育てています。そのために自己理解と他者理解をベースに置き、国や地域による文化や習慣の違いを超えて一人一人の個性を認め、互いに尊敬し合い協力できることを大切にしています。

2016年度の全社プロジェクトの検討を踏まえ、2017年度から新たなプログラムをスタートしました。日本国内から海外へ派遣するGlobal Specialist Program、海外から日本国内へ派遣するNational Staff Programは、国内外の人財交流を進めるとともに、派遣先での業務スキル習得を通じて、将来のグローバル人財育成を推し進めて行きます。

国内のグローバル人材育成プログラム

新たな育成プログラムの導入

① 国内社員の育成:Global Specialist Program(GSP)(受講者20名)

将来のグローバルビジネスリーダーの母集団拡大と、今後さらにグローバルにビジネスを展開し、事業伸長を加速化させるため、一定の国内実務経験がある中堅社員を1~3年間派遣するプログラムへ見直しを2017年度より実施しております。

2017~2018年度の2カ年で計30名を派遣致しました。2019年度以降も継続的に取り組んで参ります。

② 新たな語学スキル強化プログラムの導入:Fuji Global 1(受講者500名)

当国内社員の育成社事業のグローバル化を進めていく中で、海外派遣者および日本で海外窓口を担うキーパーソンの語学スキル強化はきわめて重要です。これまでも各組織では個々に取り組んで参りましたが、2017年度からは全社一体運営プログラムとしてスタートさせ、2カ年で延べ1,000名の社員が受講致しました。

Fuji Global 1は、2つのメッセージ「グローバルな1つの強いチームを目指そう!」、「グローバルで、№1を目指そう!」を合言葉に、将来を担う中核人財に対し、グローバルに通用する語学スキル習得の機会を提供し、グローバル要員としての戦力化を加速度的に推し進めます。

③海外採用人財に対する技術習得プログラム:National Staff Program(NSP)

グローバルな事業伸長のためには、日本採用の国内社員の育成に加えて、海外で働く現地採用社員の確保・育成・活用がきわめて重要です。

2017年度からスタートした本プログラムでは、2カ年で計40名の海外現地採用社員が日本の工場や事業部へ派遣され、製品知識や技術スキルの習得に取り組みました。

このプログラムを継続することで、国内外の人財交流が活発化し、それぞれの強みをお互いが学び、吸収することで、国内外双方の社員のグローバル化、戦力化を加速度的に推し進めます。

公平・公正な処遇制度

富士電機は、「成果実績重視」「仕事の価値に応じた処遇」を理念とした人事処遇制度を導入しています。

幹部社員の処遇制度においては、会社の業績目標達成に向けた個々人の目標達成へのコミットメントの強化、さらに組織(チーム)を牽引する将来のリーダーを育成するため、担当業務と責任の大きさに基づき処遇しています。

一方、一般社員の処遇制度は職能資格制度とし、成果だけではなくプロセス(行動特性)についても評価しています。なお、各評価制度の前提となる各人の業務目標は、定期的なミーティングにより半期ごとに確認しています。

【評価制度の概要】
職群 評価要素 評価
月例賃金 賞与
幹部社員 担当する業務の規模、責任度合
役割グレード毎に期待される成果に対する達成度合
一般
社員
企画職群 (業務目標)目標の難易度と業務遂行結果の達成度合
(行動特性)等級別の行動定義に定める行動の発揮度合
技能・実
務職群
個々人の職種での作業習熟レベル
過去1年間の習得度合
技能要素の当該期における発揮度

※上記の他、卓越した技能者に対してエキスパート加算等で評価しています。

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