サステナビリティ
環境マネジメントの取り組み
富士電機は、環境保護基本方針の4項・5項に基づき、法規制・基準の遵守や環境マネジメントシステムの運用に力を入れています。
ISO14001の認証取得による環境経営
富士電機および国内連結会社および海外連結生産会社では、環境マネジメントシステム(以下EMS)を構築し、第三者機関による認証取得を推進しています。 すべての従業員は、環境教育を受講するとともに、省エネ・廃棄物削減・水資源の有効活用等の身近な環境活動に取り組み、定着させています。
ISO14001認証取得状況
(2026年3月31日現在)
未取得拠点は Fuji Gemco社、Fuji SEMEC Inc.、Fuji SMBE Harwal、Fuji SMBE Macquarie、聯合富士半導体 の5社。
環境ISOのカバー率は、生産拠点ベースで90%(45/50)、従業員比では98%です。
環境内部監査

当社グループでは、2003年度よりISO14001認証拠点を対象に、環境経営推進部門による「環境巡回(内部監査)」を継続的に実施しています。
本巡回では、法令順守や環境リスクの点検記録、およびエネルギー・化学物質・廃棄物等の実績を統合した独自の「ファクトシート (注) 」を活用。各拠点の環境リスクを「見える化」し、特定されたリスクの低減、環境負荷の縮小、および管理レベルの高度化に向け、現場と一体となった改善活動を推進しています。巡回カバー率は、生産拠点を対象に100%を継続しており、コンプライアンスの遵守および環境リスク管理の徹底を図っています。
国内生産拠点は、現地巡回とWeb会議システムによるリモート巡回を併用して毎年実施しており、2025年度は現地10拠点、リモート10拠点で実施しました。
海外生産拠点は3年周期の現地巡回と、現地巡回を行わない年の書面巡回(チェックシート)を組み合わせて運用しており、2025年度は3拠点の現地巡回を行いました。
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(注)
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ファクトシート : 各拠点の法令順守状況、環境リスク管理状況の点検記録と環境パフォーマンスシート(各拠点のエネルギー使用量・化学物質排出量・廃棄物量などの環境パフォーマンスを記録)を統合したシート
国内の環境法令違反一覧
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(注1)
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行政から排水中のBOD濃度違反の指摘を受けました。原因は、浄化槽設備の不具合で、修理が完了し行政報告をしています。この異常による、環境影響はありませんでした。
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(注2)
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特管産廃処理における電子マニフェスト使用義務違反がありました。行政へ原因と再発防止について報告をしています。なお、行政からの罰則、改善勧告等はありませんでした。
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(注3)
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太陽光発電所の工事案件で、廃棄物処理における委託基準違反の指摘を受けました。本廃棄物については適正処理を完了し行政に報告をしています。なお、行政からの罰則等はありませんでした。
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(注4)
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当社が元請けとなる建設工事において、当社が委託契約した産廃処理業者とは異なる業者によって廃棄物が処理される等の法令違反が発生しました。当該廃棄物は行政の指示のもと適正な業者での処理を完了しています。また、行政による罰則の適用はありませんでした。
海外環境法令違反
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(注1)
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マレーシア:排水中のフッ素濃度違反(現在は是正完了)
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(注2)
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中国:中国大気汚染防治法違反(反則金30,800元、是正・恒久対策済)
国内:地域社会での環境コミュニケーション実施状況
2025年度の事例
地域の清掃活動:85件、植樹活動:6件、ボランティア:21件、工場祭:6件、社外講演:18件、地域交流会:5件、近隣説明会:2件
海外:地域社会での環境コミュニケーション実施状況
2025年度の事例
地域の清掃活動:5件、植樹活動:4件、ボランティア:13件、工場祭:2件、社外講演:34件、地域交流会:28件
環境リスク管理
安定した生産体制を維持するためには、生産拠点での環境リスク管理強化が不可欠です。そのため生産拠点のスタッフに対し、気候変動リスク対応、公害防止、環境リスクへの感性向上、等の力量把握と教育を積極的に推進しています。
国内の全生産拠点を対象に、環境リスクマップによる施設・設備のリスク管理、ファクトシートによる環境パフォーマンスのリスク管理と両面でリスク管理を行っています。
気候変動リスクへの適応策事例
TCFDの活動を通じて2022年度に実施した異常気象多発に伴う浸水リスク評価に基づき、2024年度までに国内外の生産拠点を対象に、リスクのレベルに応じた対策を実施しました。物理的な対策のみならず、対策行動タイムラインも作成しました。このタイムラインを活かすことで、災害時に発生する状況を予め想定した上で必要な防災行動をとることが可能です。
環境リスクの見える化
富士電機では、環境保全の推進と万一の事故による環境影響を最小化することを目的に、工場別の「環境リスクマップ」を作成しています。
「環境リスクマップ」とは、環境リスクに関する情報の共有化と伝達・伝承を確実にするために、環境に影響を与える可能性のある施設・設備・作業等について、敷地・建物等の情報とともに図面上に記載し可視化したものです。具体的には、土壌汚染調査/浄化対策の履歴、化学物質の保管/使用履歴、環境施設、給水/排水系統図、蒸気系統図、電源系統図、建屋耐震性、アスベスト使用建屋等などが記載されています。
国内は全ての生産拠点において、海外は中国・タイ・マレーシア・フィリピンの生産拠点を対象に、「環境リスクマップ」を整備しています。毎年見直しを行っており、最新の情報に更新しています。
大気や水域への汚染物質の排出防止
大気・水域それぞれに環境汚染防止対策を実施しています。
大気への排出を防止する対策として、自家発電機(非常用発電機を除く)にNOx排出防止装置を設置しています。また、SOxの排出を抑制するために低硫黄燃料を使用しています。
水域への排出を防止する対策として、化学物質を使用する工場ではその処理装置を設置しています。水質は常に管理しており、異常検知の際には素早い対応がとれるよう、対応訓練を定期的に実施しています。排水門の自動遮断機能の確認や貯留池の許容時間内での社内通報体制の確認を実施しています。
土壌の浄化
国内では、2007年度までに全生産拠点の土壌・地下水の汚染状況を把握しています。基準値を超過した13生産拠点の浄化に着手し、このうち9生産拠点で完了しています。
その後、土壌汚染対策法で定められた土壌調査の機会(注1)において調査を実施し、地下水モニタリングが必要と判明した生産拠点については、2026年6月時点で3生産拠点(注2)で浄化、4生産拠点(注3)で地下水モニタリングを行っています。
海外では、日本の土壌汚染対策法に該当する法令の制定が進められており、これに対応して地歴調査と電子マップでの記録を開始しています。
また、国内外を問わず土地の売買の際には事前に土壌調査を行い、汚染等のリスク確認を行っています。
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(注1)
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土壌調査の機会:水濁法指定の特定施設の廃止時や一定以上の土地の改変時に実施
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(注2)
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3拠点:三重、松本、安曇野(富士電機メーター)
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(注3)
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4拠点:川崎、吹上、埼玉、北陸(富士電機パワーセミコンダクタ)