るつぼ形誘導炉(中/高周波)

電源

大容量IGBT(注)スタックを採用。
高性能・コンパクトな新型電源で、操業を効率化

IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor

大容量IGBTスタックを採用。さらなる効率アップを実現

業界に先駆けて2006年に製品化を果たした、IGBTスタックの大容量化・高電圧化により、さらなる効率アップを実現。電源容量は、最大20MWまでラインアップしています。

メンテナンス性を向上。電源サイズを従来比75%までコンパクト化

盤前面メンテナンス構造の採用により、保守性を向上。IGBTスタックも車輪により引き出しが可能です。また、新型IGBTスタックの採用と背面スペースの削減により、電源をコンパクト化(体積比75%:当社従来機比)。お客様の設置スペースに柔軟に対応します。

高速デジタル制御装置を採用。安全な操業、早期復旧に貢献

当社インバータや無停電電源装置で実績のあるデジタル制御技術を採用。瞬時制御により、運転データをリアルタイムに監視し、異常発生時も設備を安全に保護します。また、RAS※機能により故障前後の運転データをトレース可能。異常発生時の原因究明・早期復旧に貢献します。

RAS:Reliability, Availability, Serviceability

  • データ設定画面例

  • 故障前後の運転データをトレース

パワーシェアリングにより、交互出湯操業に対応

一つの直流電源に、複数の高周波変換部を並列に接続(コモンコンバータ・マルチインバータ)することで、各誘導炉の電力を溶解システムの直流電源容量枠内で任意に配分できます。多品種少量生産にも柔軟に対応でき、キュポラ同様の連続出湯も可能です。

  • 溶解システムの構成例