コンパクト・正確・低保守
船舶スクラバ用レーザ方式ガス分析計
MARPOL条約附属書VIの硫黄分規制に適合するには、排ガス監視が不可欠の要素です。国際海事機関(IMO)のEGCSガイドラインで規定されている通り、船舶では連続排ガス監視システム(CEMS: continuous emission monitoring system)の採用が進んでいます。ここでは、排ガスをin-situ(その場)で監視する船舶スクラバー用レーザ方式ガス分析計の優れた特長を紹介します。
正確な分析
富士電機の船舶スクラバー用レーザ方式ガス分析計は、船舶の排ガスに含まれるSO2とCO2の濃度を数秒間の周期で測定。この高速応答性によって、サンプリング式ガス分析計を上回る高精度・高精細な監視を可能にします。また浄化後の排ガスの状態をリアルタイムで把握できるため、浄化水のアルカリ分に応じてSOxスクラバーのポンプ稼働を最適化すれば、船全体の燃費向上、つまり運航コストの低減につながります。
フレキシブルな設置、低ランニングコスト
富士電機の船舶スクラバー用レーザ方式ガス分析計は、前処理機能を採取部に集約し、検出部・中継ボックス・採取部の3ユニットで構成されます。検出部と中継ボックスは、壁面であればどこでも設置が可能です。
また、交換部品が少なく、ランニングコストを低減でき、日常メンテナンスはフィルタ交換のみです。
小型
世界最小の排ガス浄化システム(EGCS)の一部として、船舶スクラバー用レーザ方式ガス分析計の体積をサンプリング式分析計の10分の1まで小型化(当社比)。省スペースであることは従来品に対する大きな優位性であり、既存船/就航船の改修(レトロフィット)と新造船のどちらにも適しています。
カタログ
スペースと資源のクリエイティブな活用。それは船舶設計の与件であり、富士電機のSOxスクラバーとレーザ式ガス分析計をつらぬく設計思想です。富士電機がSaveBlueの名で提供する排ガス浄化システム(EGCS)は、C重油を継続使用しながら、稼働するソリューションです。コンパクトなサイズで配置検討が容易、新造船はもちろん既存船/就航船の改修(レトロフィット)にも適用できます。
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