船舶・港湾ソリューション
SOxスクラバ

世界最小のSOxスクラバで98%以上のSOxを除去

SOxスクラバの選択にあたって鍵となるのはコンパクトさと軽さです。富士電機はサイクロン式の採用によって圧力損失を1kPa以下に抑え、SOxスクラバ本体の大幅な小型化を実現。従来のSOxスクラバとの体積比で50%以上もコンパクト。小型化に伴う軽量化で、船内への設置性が一段と高まります。さらに富士電機のSOxスクラバは、船舶の排ガスに含まれるSOxを98%以上除去します。システムの稼働をエンジン負荷に応じて最適制御すれば、燃料消費量と運航コストへの影響を最小限に抑えられます。

ラインアップ

SOxスクラバを選ぶ理由

MARPOL条約附属書VIに適合するにはいくつかの方法があります。燃料を低硫黄のMGO(船舶用ガスオイル)に切り替える、SOxスクラバを設置する、さらには燃料をLNG(液化天然ガス)に切り替えるというオプションです。

燃料価格の変動と予測の困難さはオペレータにとって悩みの種。そのため、長期的な視点で最も実現可能かつ持続可能な選択肢を絞り込むと、SOxスクラバの設置とLNGへの燃料切り替えという2つの候補が浮かび上がります。SOxスクラバを設置すれば、安価で入手もしやすいC重油を引き続き使用可能。LNG燃料船の建造・修繕はより大きく抜本的な変更を伴います。

コストと環境負荷の低減という観点から、LNGは次世代のエネルギーと見なされてきました。しかしSOxスクラバとLNG燃料船を比較する場合、いかなる調査研究も下記の主要な論点を避けて通ることはできないでしょう。

CO2排出規制強化

CO2排出規制強化

2013年1月1日に発効したMARPOL条約附属書VIに基づき、国際海事機関(IMO)はすべての船舶に船舶エネルギー効率管理計画(SEEMP: Ship Energy Efficiency Management Plan)の策定を義務付けました。それ以降、船舶オペレーターは、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量を削減する計画の立案を求められています。上のグラフはCO2排出量の削減目標レベルを示しています。

硫黄酸化物(SOx)・粒子状物質(PM)規制強化

硫黄酸化物(SOx)・粒子状物質(PM)規制強化

MARPOL条約附属書VIにより、国際海事機関(IMO)は船舶の燃料油に含まれる硫黄分の濃度に上限を設定しています。上のグラフは硫黄分の上限値を示しており、2020年には排出規制海域(ECA)以外の一般海域でもその規制が0.5%に強化されます。

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富士電機はEGCSの開発・設計を手掛ける企業の世界的な業界団体であるExhaust Gas Cleaning Systems Association(EGCSA)のフルメンバーとして、環境にやさしいソリューションを常に追求しています。EGCSAによる最新情報やプレゼンテーションをご覧ください。

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