導入事例
溶解炉大容量化による生産効率向上

溶解炉のバッチを大容量化、大電力のIGBT電源を導入し、生産効率を大幅に向上。

溶解炉大容量化による生産効率向上のイメージ

 生産効率向上   電源設備 

高周波誘導炉の導入事例。鋳造工場(機械)のお客様の課題は主力の大型鋳造製品に対して溶解炉のバッチ容量が小さく、複数のトリベを使って鋳造していたため、生産効率が悪くなっていたことでした。弊社高周波誘導炉を導入いただき、溶解炉のバッチを大容量化、大電力のIGBT電源を導入することで、生産効率を大幅向上を実現しました。

※IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)。絶縁型バイポーラ・トランジスタ。パワー半導体の一種で、高い電圧、大きな電流を扱うことができ、電源電力の制御や供給に使用されています。電力損失を少なくし、さらに発生した熱を効率よく逃がす工夫が施されているなどの特徴があります。

鋳造工場に求められる生産性の向上

 鋳造工場は市場の変化への対応と、グローバルな競争環境への対応が求められています。金属製品の需要が高まる一方で、競争力を維持するためには、高い生産性を維持する必要があります。

生産性を向上に向けた取り組みは「コスト削減」「製品品質の向上」「環境負荷の軽減」などに寄与します。
一方で、生産性が低下している場合は、工場の操業にさまざまな影響がでてくる可能性があります。

例えば製造コストの上昇、品質の低下、生産スケジュールの遅延、競争力の低下、従業員の離職などです。高い生産性を維持していく場合はこれら問題への対応が求められます。

生産性を向上させるメリット

 生産性向上の主なメリットは以下の通りです。近年では、生産性の向上に加えて、カーボンニュートラルへや脱炭素社会に向けた視点も求められる傾向があります。

[生産性を向上させるメリット]
製品品質の向上: 生産性を向上させることは、製品品質に寄与します。製品の品質向上は、顧客満足度や信頼性を高めることも期待できます。
環境負荷の軽減:生産効率を高めることは、環境負荷の軽減につながります。企業の社会的責任への対応・ブランドの向上・環境規制への対応などに寄与します。
コスト削減: エネルギー消費量の削減、不良品率低下などに取り組むことで、コストを削減し、利益率向上が期待できます。

工場の生産性向上に向けた問題解決方法

工場の生産性向上に向けた問題解決方法のイメージ

 工場の生産性を向上させる問題解決方法やフレームワークにはざまざまです。例えばロジックツリーは有力なツールの一つです。ロジックツリーは、問題の原因を特定し、問題解決の方向性を整理するのに役立ちます。 図はあくまで一例です。個々の工場の状況に合わせ、このように問題・課題を整理することで、生産性を向上させるための方法について、検討を深堀することが可能になります。

導入事例:溶解炉のバッチを大容量化、大電力電源導入による生産効率向上

高周波誘導炉のイメージ

導入事例概要
・企業情報: 鋳造工場(機械)
・導入製品:高周波誘導炉

お客様の声
耐用年数が長い設備を管理する際の注意点のイメージ お客様の声 富士電機の炉を採用したのは初めてでした。設備計画にあたり、他社納入事例を紹介していただいたことが大変役に立ちました。 他社ユーザー見学により本炉の使い勝手の良さもわかりましたし、周辺設備メーカーも紹介していただいたので選定の参考になりました。 導入前は朝早くから夜までかかった大型鋳造工程が、導入後には定時間内に完了することが出来ました。

導入以前の課題
・主力の大型鋳造製品に対して溶解炉のバッチ容量が小さく、複数のトリベを使って鋳造していたため、生産効率が悪かった。

導入効果
・溶解炉のバッチを大容量化、大電力のIGBT電源を導入することで、生産効率を大幅に向上。

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富士電機では製造業向けに製造活動を支える設備機器、IoTシステムや制御システムを数多く提供、その実績をベースとし鋳造工場様向けにIoT活用・ 生産性向上・スマート工場化を支援するためのシステム&ソリューションを提供しています。

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