適用事例
超音波流量計による微少流量の測定(既設渦式流量計との比較)

既設渦式流量計では困難だった蒸気の低流量域の測定を実現。外付け可能な超音波流量計により省エネ対策の検討と異常検知が可能に。

超音波流量計による微少流量の測定(既設渦式流量計との比較)事例のイメージ

 異常検知   省エネ対策   CO2排出量削減 

食品製造業A社では、既設の渦式流量計では微小な蒸気流量を測定できず、日積算値が過少に出ていました。そこで当社のクランプオン式超音波流量計を適用した結果、微小流量の計測に成功。これにより、正確な異常検知や省エネ対策の検討が可能となりました。

食品工場の省エネ対策やエネルギー最適化を阻む「未数値化のロス」

食品製造における蒸気管理は、生産コストの最適化に直結する重要課題です。流量計による計測は一般的になりつつありますが、多くの現場では「計器上の数値と、実際のエネルギー需給の整合性が取れない」という運用上の課題を抱えています。

特に、設備待機時や低負荷時の微小な流量変化は、捉えきれないことが少なくありません。こうした「未数値化のロス」は工場全体の省エネ対策やエネルギー損失を特定する上での障壁となる場合があります。

「蒸気の微小な流れ」を数値化できないことによる管理上のリスクとは

計器数値と実測値の不一致は、単なるデータの不備に留まらず、製造現場に実質的なリスクをもたらします。管理業務において負担となっている課題は、以下の3点です。

・積算データと実使用量の乖離
低流量域の計測漏れが蓄積されることで、エネルギー原単位管理の信頼性が低下します。

・低負荷時におけるロスの不透明化
蒸気消費がデータに残らないため、本来削減可能なロスを見落としてしまう要因になります。

・予兆検知の難しさ
わずかな流量変化を把握できないため、設備の異変を早期に見出すことが難しくなります。

蒸気管理の精度を高めるための3つのポイント

蒸気管理上のリスクを解消し、実効性の高い省エネ施策を立案するためには、まず以下の3つのポイントから現状を整理することが有効です。

・低流量域の計測漏れの解消
待機時のわずかな流れを正確に把握し、積算データの信頼性を高める必要があります。

・設備への影響を抑えた導入
工事によるライン停止や圧力損失を避け、現状の生産環境を維持できる手法を選びます。

・異常検知へのデータ活用
微少な流量変化を不具合の兆候として捉え、点検や修理の判断基準に組み込みます。

こうした視点を持つことで、自社が取り組むべき課題に最適な計測機器の選定が可能になります。これらの要件を満たす解決策のひとつが、「クランプオン式蒸気用超音波流量計」の活用です。

適用事例:超音波流量計による微少流量の測定(既設渦式流量計との比較)

蒸気流量を積算流量で表したグラフのイメージ
※図は蒸気流量を積算流量で表したグラフのイメージです

・適用業種:食品製造業A社
・適用製品:クランプオン式蒸気用音波流量計

既設渦式流量計では微少流量の蒸気測定ができず、日積算値が過少になるという課題がありました。そこで当社のクランプオン式蒸気流量計を設置し、流量計値の比較を行いました。

比較の結果、既設渦式流量計では計測できなかった微少流量を測定できることを確認、これにより省エネ対策の検討・異常検知が可能であることが分かりました。

【適用以前の課題】
・微少流量の蒸気測定ができず、日積算値が過少となっていた。
・設備の異常があっても早期に発見することが難しい。

【期待効果】
・微少流量を把握できるようになり、省エネ対策の検討・異常検知が可能に。
・設備の異常を早期に検出することができ、エネルギーロスの最小化に貢献できる。

関連製品:クランプオン式蒸気用超音波流量計

クランプオン式蒸気用超音波流量計は今まで導入が難しかった工場や設備における蒸気流量の「見える化」を実現します。 配管工事不要で簡単に取付けでき、配管外部に設置するため、蒸気漏れや圧力損失がなく、蒸気エネルギーを有効活用できます。

関連ページ:クランプオン式蒸気用超音波流量計




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