GX100シリーズのバッテリ交換・廃棄について
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GX100シリーズのバッテリ・冷却ファンの交換と廃棄方法についてご紹介します。製品情報については下記ページをご覧ください。
バッテリ交換方法について
バッテリの交換方法には2つの種類があります。(1)装置を停止した状態で行う通常のバッテリ交換(コールドスワップ)と(2)装置の出力を停止させずにバッテリ交換を行うホットスワップがあります。接続機器が停止可能な場合は、(1)コールドスワップによる手順でバッテリー交換を行ってください。特に、(2)ホットスワップでは活線作業となりますので、教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は絶対に行わないでください。
(1)通常バッテリ交換(コールドスワップ)手順
感電防止のため、交換作業に入る前に以下の操作を必ず実行してください。
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接続機器を停止させ、電源を切ってください。
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装置前面の運転/停止スイッチを押して、装置を停止させてください。
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M-UPS010AD1B,M-UPS015AD1Bでは、装置背面の交流入力プラグを入力電源コンセントから抜いてください。
1.内蔵バッテリを交換する
(1)前面カバー取付ネジを空回りするまで緩める。
(2)前面カバーを取り外す。
(3)バッテリオサエ金具の取付ネジ3箇所を外し、取り外す。(M-UPS010AD1Bにはバッテリーオサエ金具はありません)
(4)バッテリ接続コネクターのロック部を押さえながらコネクターを外す。
(5)バッテリユニットを本体よりバッテリーを持って引き出す。
(6)新しいバッテリユニットを逆の手順で組み込む。
注意
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バッテリユニットは重いので、引き抜くときは十分に注意してください。
2.内部バッテリ交換推奨時期タイマーをリセットする
(1)入力電源および接続機器を本装置に接続します。本装置前面のRUN LED(緑)がゆっくり点滅(約1.6秒周期)します。
(2)本装置前面の運転/停止スイッチを約1秒間押します。スイッチが入るとブザーが鳴ります。
(3)内部バッテリ交換推奨時期タイマーを下記の手順に従い、リセットする。
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a. RESETスイッチおよびBATT CHECKスイッチを同時に3秒間押して、本装置をバイパス運転状態にする。
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b. RESETスイッチを10秒間押し続ける。
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c. ブザーが「ピィー」と約1秒間鳴ります。
ブザーが鳴らなかった場合はbからもう一度やり直してください。 -
d. RESETスイッチおよびBATT CHECKスイッチを同時に3秒間押して、本装置を通常運転状態にする。
正常に装置が起動できたら、「バッテリ交換」は終了です。
注意
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本操作はバッテリ交換を実施した時以外は行わないでください。バッテリ交換推奨タイマー演算が正常に行われず、交換推奨時期となっても「バッテリ交換推奨通知信号」を出せなくなります。
(2)出力無停電バッテリ交換(ホットスワップ)手順
感電防止のため、交換作業に入る前に以下のことにご注意ください。
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教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は作業禁止。
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感電防止用のゴム手袋着用。ホットスワップは、装置の交流出力を停止させずにバッテリー交換を行うため、活線作業となります。感電のおそれがあります。
1.内蔵バッテリを交換する
(1)装置前面のRESETスイッチとBATT CHECKスイッチを同時に3秒間押して、装置を通常運転状態からバイパス運転状態に切り換える。(BYPASS LEDが遅い点滅)
(2)前面カバー取付ネジを空回りするまで緩める。
(3)前面カバーを取り外す。
(4)バッテリオサエ金具の取付ネジ3箇所を外し、取り外す。(M-UPS010AD1Bにはバッテリオサエ金具はありません)
(5)バッテリ接続コネクターのロック部を押さえながらコネクターを外す。
(6)バッテリユニットを本体よりバッテリーを持って引き出す。
(7)新しいバッテリユニットを逆の手順で組み込む。
注意
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バッテリユニットは重いので、引き抜くときは十分に注意してください。
2.内部バッテリ交換推奨時期タイマーをリセットする
(1)内部バッテリ交換推奨時期タイマーを下記の手順に従い、リセットする。
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a. RESETスイッチを10秒間押し続ける。
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b. ブザーが「ピィー」と約1秒間鳴ります。ブザーが鳴らなかった場合はaからもう一度やり直してください。
以上でタイマーのリセットは完了です。
注意
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本操作はバッテリ交換を実施した時以外は行わないでください。バッテリ交換推奨タイマー演算が正常に行われず、交換推奨時期となっても「バッテリ交換推奨通知信号」を出せなくなります。
3.バイパス運転状態から通常運転状態への切替えを行う
(1)装置前面のRESETスイッチとBATT CHECKスイッチを同時に3秒間押して、装置をバイパス運転状態から通常運転状態に切り換える。(RUN LEDが点灯し、BATTERY CONDITION LEDが充電量表示)
このとき、BATTERY CONDITION LEDが橙となった場合はバッテリチェック異常です。交換したバッテリが弊社指定の新品ユニットであるか、またバッテリ接続コネクターがしっかり接続されているかを再度確認してください。
注意
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バイパス運転中に入力停電または運転/停止スイッチをOFFにすると、出力は停止します。
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接続機器の停止が可能な場合は、通常のバッテリ交換(コールドスワップ)による作業を行ってください。
バッテリの廃棄について
この製品にはシール鉛蓄電池が搭載されており、「廃棄物の処理および清掃に関する法律」において、「特別管理産業廃棄物」に指定されていますので、むやみにバッテリを廃棄することはできません。
富士電機より交換バッテリを購入いただいた場合や、富士電機の関係者がバッテリを用意して交換作業を実施した場合は、バッテリ交換に伴って発生する旧品バッテリについてのみ富士電機にて下取りが可能です。
下取りの詳細につきましては、弊社営業担当にご相談ください。
バッテリの購入・交換を伴わない場合については、「特別管理産業廃棄物」の処理が可能な産業廃棄物処理業者へ依頼してください。
冷却ファンの交換について
冷却ファンは、その軸受けの摩耗による寿命がありますので、定期的に新しいファンに交換することが必要となります。使用環境に応じて寿命が短くなる場合もありますので、早めの交換を行ってください。
注意
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ファンの購入方法については、お買い上げ店または保守担当会社にご相談ください。
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ファンの交換費用は、お客様のご負担となります。
冷却ファンの交換方法について
冷却ファンの交換方法には、(1)装置を停止した状態で行う通常のファン交換(コールドスワップ)と(2)装置の出力を停止させずにファン交換を行うホットスワップがあります。接続機器が停止可能な場合は、(1)コールドスワップによる手順でファン交換を行ってください。特に(2)ホットスワップでは活線作業となりますので、教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は絶対に行わないでください。
注意
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冷却ファンや通風孔に棒や指を入れないでください。けがや感電のおそれがあります。
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冷却ファンの交換は専門の技術者が行ってください。感電のおそれがあります。
(1)通常ファン交換(コールドスワップ)手順
感電防止のため、交換作業に入る前に以下の操作を必ず実行してください。
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接続機器を停止させ、電源を切ってください。
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装置前面の運転/停止スイッチを押して、装置を停止させてください。
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M-UPS010AD1B,M-UPS015AD1Bでは、装置背面の交流入力プラグを入力電源コンセントから抜いてください。
1.ファンを交換する
(1)保護カバーを外す。
(2)冷却ファンと接続しているコネクターを外す。
(3)冷却ファン取付ネジを外し、フィンガーガードも外す。
(4)新しい冷却ファンを逆の手順で組み込む。
2.ファンの動作をテストする
(1)入力電源および接続機器を本装置に接続します。本装置前面のRUN LED(緑)がゆっくり点滅(約1.6秒周期)します。
(2)本装置前面の運転/停止スイッチを約1秒間押します。スイッチが入るとブザーが鳴ります。
(3)ファンの回転と風向きを確認し、排気方向であれば正常です。
以上で交換作業は完了です。
(2)出力無停電ファン交換(ホットスワップ)手順
感電防止のため、交換作業に入る前に以下の操作を必ず実行してください。
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教育を受けたメンテナンス専門の技術者以外は作業禁止。
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感電防止用のゴム手袋着用。ホットスワップは、装置の交流出力を停止させずにファン交換を行うため、活線作業となります。感電のおそれがあります。
1.ファンを交換する
(1)装置前面のRESETスイッチとBATT CHECKスイッチを同時に3秒間押して、装置を通常運転状態からバイパス運転状態に切り換える。(BYPASS LEDが遅い点滅)
(2)保護カバーを外す。
(2)冷却ファンと接続しているコネクターを外す。
(3)冷却ファン取付ネジを外し、フィンガーガードも外す。
(4)新しい冷却ファンを逆の手順で組み込む。
注意
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作業は10分以内で済ませてください。装置内部の温度センサーが作動することがあります。
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バイパス運転中に入力停電または運転/停止スイッチをOFFにすると、出力は停止します。
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接続機器の停止が可能な場合は、通常のファン交換(コールドスワップ)による作業を行ってください。
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バイパス運転中は冷却ファンは停止しないため、必ず先にコネクターを外し、冷却ファンの停止を確認してください。
2.ファンの動作をテストする
(1)ファンの回転と風向きを確認し、排気方向であれば正常です。
(2)装置前面のRESETスイッチとBATT CHECKスイッチを同時に3秒間押して、装置をバイパス運転状態から通常運転状態に切り換える。(RUN LEDが点灯し、BATTERY CONDITION LEDが充電量表示)
以上で交換作業は完了です。
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