環境・社会・ガバナンス
環境ビジョン2050
環境ビジョン2050
富士電機は、エネルギー・環境事業で持続可能な社会の実現に貢献していくことを経営方針の柱に据えています。2019年には、今後当社が長期的に取り組むべき環境活動の方向性を明確化するため、「環境ビジョン2050」および「2030年度目標」を策定しています。
2022年3月、脱炭素社会の実現を目指す社会の動向を踏まえ、「環境ビジョン2050」の達成に向けた「2030年度目標」を改定しました。
環境ビジョン2050
2030年度目標
2022年12月、Scope1,2とScope3(カテゴリ1-8,11)の削減目標は、国際的イニシアチブであるSBTi(Science Based Targets initiative)(注2)による「1.5℃水準」の認証を取得しました。
-
(注1)
-
2013年度比削減率 54%
-
(注2)
-
UNGC(国連グローバルコンパクト)、CDP(旧称 カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同設立した国際的気候変動イシニアチブ(SBTi)。各国の企業・団体が策定する温室効果ガス排出削減目標が、「科学的知見と整合した目標」であるかを審査し、認定する団体。
脱炭素社会の実現
・サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(Scope1+2+3)削減
省エネ製品のエネルギー利用効率を改善します
・生産時の温室効果ガス排出量(Scope1+2)削減
(1)設備の省エネ化を進めます
(2)再生可能エネルギーの比率を高めます
・自社事業所に太陽光発電を導入します
・再生可能エネルギーを購入します
・製品による社会のCO2削減貢献量
クリーンエネルギー・省エネ製品の普及を進めます
循環型社会の実現
近年、資源を循環的に利用するビジネスモデルであることを示す「循環経済」の必要性が問われています。そこで富士電機は、2050年ゼロエミッションを目指す取り組みを強化します。従来は、生産時に排出する最終廃棄物量の削減や、水の投入量を抑えることに重点を置いてきました。今後は従来からの活動に加え、「ライフサイクル全体で環境負荷が発生しない製品づくり」を目指し、設計の見直しを含めた循環性の高い製品モデルへの転換に取り組みます。具体的には2023年度に中長期視点による新たな目標を策定し、施策を計画に落とし込みます。最終的にはライフサイクルで発生する最終処分をゼロに近づけ、自然への負荷を極小化することで、「循環型社会の実現」のみならず「自然共生社会の実現」を目指します。
-
(注)
-
3R:リデュース・リユース・リサイクル
自然共生社会の実現
・事業活動と製品で環境負荷を低減します
生産時の環境悪化に関わる化学物質を削減します
グリーン調達ガイドラインを徹底し、使用を制限している物質が製品に混入することを防止します