富士電機の回転機設計・製造・試験に関するノウハウ・判定基準を基にした確かな品質管理と長年の経験に基づいた技術力で、お客様に満足いただける回転機のメンテナンスサービスをお届けいたします。
そろそろ、お客様の設備で使用されている回転機(電動機)、発電装置(発電機、制御装置)は疲れていませんか?
危険サイン | 想定される原因 |
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異常音、異臭を感じる | ギャップ摺り、過負荷、絶縁材損傷 |
電流計がハンチングする | 二次巻線抵抗不均衡、TG不良 |
巻線温度が高くなってきた | 冷却能力低下、汚損ダスト付着 |
絶縁抵抗が低下してきた | 汚損、吸湿、劣化 |
軸受温度が高くなってきた | 冷却能力低下、油、グリース劣化 |
ベアリング音が気になる | 傷、異物、磨耗、電食等 |
ブラシ磨耗量が増えてきた | 火花、整流子荒損、面取り不足 |
ブラシ火花が大きくなった | ハイバー、ローバー、滑走面荒損 |
設備は構造や欠陥に基づく故障が無くても、長年使用すれば各機能が劣化、損耗して遂には機能を果たすことができず事故に至ることもあります。また、環境や使用条件の変化で思わぬ突発事故に結びつく場合があります。設備の中で重要な役割を担っている機器に万一事故が発生しますと操業計画に重大な問題を引き起こしかねません。そこで、近年においては設備の予防保全が重要な役割を担っています。
富士電機FAサービス(株)は長年の蓄積した技術と経験ならびに、最新技術を駆使し、設備の予防保全・リフレッシュのお手伝いをさせて頂きます。
かご形誘導電動機、巻線形誘導電動機、直流電動機、同期電動機、その他(~8000kW相当)製造メーカーのノウハウを活かし、様々な機種・容量の電動機について対応可能です。
※他社製の電動機の整備についてもご相談ください。
最新のメンテナンス設備の整っている整備工場に持ち込み、専門の技術者によって回転機の状態を調査し、お客様にとって最善の点検整備を実施し、電動機の延命処置を行います。
上記以外にも当社では豊富な点検整備メニューを取り揃えており、高い技術力・豊富な経験により お客様に最適な点検整備メニューをご提案します。
大型連休工事、定修工事などの短納期依頼についても対応可能で、工場での整備だけではなく搬出・搬入作業 などの現地工事も含んだトータル的なサービスを提供しております。
SPG、NPG、FPG、PAG各種パッケージ形発電装置、自立形制御装置盤製造メーカーのノウハウを活かし、様々な機種・容量の発電装置について対応いたします。
現地点検整備内容に加え、大規模な制御部品の交換、発電機の部品交換、現地で交換可能なエンジン部品の交換を実施することで発電装置寿命の延命処置を行います。
※廃型となっている部品は交換できない場合がございますのでご了承下さい。
現地精密点検整備内容に加え、現地では困難な発電機のオーバーホール・エンジンのオーバーホールを中心に、工場整備ならではの点検整備を実施することで回転機寿命の延命処置を行います。
※廃型となっている部品は交換できない場合がございますのでご了承下さい。
上記以外にも当社では豊富な点検整備メニューを取り揃えており、高い技術力・豊富な経験によりお客様に最適な点検整備メニューをご提案します。工場での整備だけではなく搬出・搬入作業などの現地工事も含んだトータル的なサービスを提供しております。
運転中に電動機からうなり音、負荷電流のハンチングなど異常な兆候が発生した場合は回転子にバー切れが発生している可能性があります。
電動機の回転子にバー切れが発生すると回転子焼損に至ることがあり、最悪の場合には折損した回転子バーが遠心力によって飛び出し固定子コイルを損傷させることもあります。
その予兆を診断することにより、事前に対策を講じることが可能になります。診断方法は回転子にバー切れが発生すると運転中に一次側巻線に不平衡電流が流れ、その電流をFFTで解析します。
回転機の異常兆候を発見するためには回転機の振動を解析することが有効とされています。
無線式回転機振動監視システム Wiserotは、業界初の無線方式による回転機振動診断システムで、回転機の振動の異常監視に最適な診断システムを提供します。
各現場のモータに取り付けた振動センサにより無線でパソコンに取り込まれたデータは、診断解析ソフトにより、高周波振動解析、低周波振動解析結果から、しきい値簡易判定、振動傾向管理、FFT解析等により、軸受異常、回転体振動異常等の傾向を把握します。
これにより、保守作業が困難な悪環境(危険箇所など)での傾向監視が可能になります。
回転機にとって、巻線の絶縁は、その生命を左右する最も重要な部分です。
電気学会でまとめた高圧電動機の事故統計結果によれば運転開始後10年を経過すると絶縁劣化を主因とする事故が増加し始め20年後には寿命域に入るといわれています。絶縁事故は突発的に起こり、通常、ダメージが大きく短時間での復旧は困難です。定期的な絶縁診断を実施し、絶縁劣化状態を定量的に把握することが大切です。弊社は回転機専用の絶縁診断車により、国内全域にわたり効率的かつ経済的な診断を提供いたします。
診断作業を現場でスムーズに行うため、専用の測定器を搭載した診断車を三重(鈴鹿)山口(周南)に配備しており、お客様の要求にスピーディに対応します。