電磁接触器・電磁開閉器・サーマルリレー 事故事例接点の接触不良
症状
- (1) シーケンスチェック時に接点の導通が無い。あるいは接触抵抗が高い。
- (2) 実使用で次のような現象になる。
- 自己保持回路が保持できない。
- モータの巻線は正常なのに、モータが欠相状態になり起動できない。
原因
一般に電磁接触器は高い電圧・電流条件で使用されるので、接点の接触不良はシーケンスチェック時、あるいは使用初期に発生する場合が多い。
その原因は下記に示す異物介在が多い。
- (1) セルロース(紙、木材、などに含まれる繊維性の物質)
- (2) 樹脂粉
- (3) 工事現場のセメント粉
また、比較的低い電圧・電流条件での接触不良には次の原因が多い。
- (1) 接点表面の酸化または、硫化による腐食。
- (2) 接点表面に塵埃が付着。
対策
- 電磁接触器の周囲で工事を行う場合、シートを被せるなどして、粉塵等が掛からないよう配慮ください。
- 腐食性ガスの雰囲気中で使用される場合は、盤の保護構造を強化するなどして対応ください。
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