電磁接触器・電磁開閉器・サーマルリレー 事故事例コンデンサ負荷による接点溶着
症状
可動・固定接点が溶着している。しかし、接点部のダメージは少なく、上位ブレーカは動作していない。
原因と対策
電磁接触器がONした瞬時にコンデンサへの充電電流が流れるが、この充電電流が電磁接触器の投入容量よりも大きい為接点溶着に至る。
コンデンサを含む回路の電流波形は、回路定数(R,L,C)によって決まる。
その値は下図に示すとおり電流が大きく、周波数が高い。
コンデンサ負荷による接点溶着は、下記の傾向にある。
(1) コンデンサ負荷の特長から比較的小形機種で発生しやすい。
(2) 並列バンクコンデンサの場合、充電電流が大きくなるので、単バンクの場合よりも発生しやすい。
対策
電磁接触器の適用にあたっては電磁開閉器総合カタログのコンデンサ負荷適用表を参照ください。
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