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高圧受配電機器 事故事例真空遮断器(VCB)のトラッキングによる相間短絡

症状

  • 絶縁部が、汚れている。
  • 絶縁部にトラッキング痕がある。

原因

絶縁部に汚れていたり、粉塵・埃の付着がしている状態、または高温多湿の設置環境で長期使用をしていると
トラッキング(炭化導電路)が形成されて地絡・相間短絡事故が発生する可能性があります。

絶縁部のトラッキング(炭化導電路)の例
絶縁部のトラッキング
(炭化導電路)の例
相間短絡のよる焼損の例
相間短絡のよる焼損の例

対策

日常点検時に、汚れや埃を清掃してください。
トラッキング痕がある場合は、速やかに機器の交換をしてください。

保守点検と交換時期

  • 通常点検は1~3年毎、または開閉回数:5,000回です。

    通常点検内容

    • 絶縁フレームの損傷
    • 絶縁ロッドの損傷
    • 真空バルブの固定・表面汚損
  • 精密点検周期は、6年です。※具体的な内容につきまして、お問い合わせください。

    精密点検内容

    • 電極消耗量の測定
    • 真空バルブの真空度確認
    • 操作試験
  • 推奨交換年数は20年、または開閉回数10,000回です。

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