高圧受配電機器 事故事例負荷開閉器(LBS)のグリス固化による動作不良
症状
- 摺動接触部のグリスが固くなっている。
- 摺動接触部が著しく摩耗している。
- 可動部に付着しているグリスが変色している。
- 可動部に付着しているグリスが固くなっている。
原因
長期間の使用または設置環境が高温の場合には摺動部・機構部に塗布しているグリスの固化や摺動性が悪くなる傾向にあります。
開閉動作が鈍くなり、時間の経過とともに開閉が出来なくなる現象が発生します。
また 摺動接触部の接触抵抗が増大し発熱し焼損に至ります。
対策
グリスの固化、変色している場合は、古いグリスを除去して新しいグリスを塗布してください。
保守点検と交換時期
- 通常点検は1年毎に行ってください。
通常点検内容
- 開閉操作は円滑にに出来るか。
- 金属部に錆は無いか。
- 粉塵などが付着して汚損していないか。
- 取付け状態は良好か。
- 接触部の異常変形、加熱変色がないか。
- 異常音 および 異臭はないか。
- 端子接続部のねじ緩みはないか。
- 消弧室にひび割れ、異常変形はないか。
- 推奨交換年数は、屋内用で15年です。
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