オートチューニングの仕方について(誘導電動機)

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オートチューニングの仕方について(誘導電動機)

回答

トルクベクトル制御やセンサ付ベクトル制御,自動トルクブースト,自動省エネ運転などモータ定数を使った制御を行う場合はモータ定数が正しく設定されていないと十分な性能が得られない場合があります。このような場合にオートチューニングを実施することでモータの定数をインバータに読込むことができます。
オートチューニングにはモータを回転させる回転チューニングと回転しない停止チューニングがあり,回転チューニングの方が多くのモータ定数を読取れますが,モータを回転させて問題がない場合でモータ負荷が軽い(50%以下のトルク)場合に限られますのでご注意ください。

設定方法

インバータの設定方法は以下の動画で確認できます。

  • オートチューニングの仕方について(誘導電動機)(3分17秒)

注意事項

  • モータ回転チューニングの場合は負荷が加減速可能な加速時間(F07)・減速時間(F08)をあらかじめ設定しておいてください。

  • ベクトル制御でのチューニングを行う場合は,ベクトル制御のための基本設定をおこなってから,チューニングを実施してください。

ワンポイントアドバイス

単純なV/F制御で運転する場合でも,以下の場合,工場出荷時のモータ定数と異なるため,十分な制御性能が得られない場合がありますので,チューニングを行う必要があります。

  • 他社製モータや非標準モータの場合

  • インバータとモータ間の配線が長い場合(一般的には20m以上)

  • インバータとモータ間にリアクトルを接続する場合など

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