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富士電機機器制御株式会社 製品情報
「モノつくりの原点に立ち返ろう」グループ全体のミッションの中見えてきた、盤制作の未来とは 「モノつくりの原点に立ち返ろう」グループ全体のミッションの中見えてきた、盤制作の未来とは

ネットショッピングで注文したものが次の日には届くのが当たり前の現代。
その「当たり前」となった、即日納入を支えているもののひとつが、
高度に自動化された物流システム。

注文して次の日には私たちの手元に荷物が届くために、
物流システムにはどのような工夫やノウハウがあるのだろうか?

そんなことを思った弊社若手営業マンが、
自分の担当である運送業界を機械製造で支える
フィブイントラロジスティクス様に体当たりインタビューを敢行!

約半世紀培ったノウハウと確かな技術、そして製品選定にも垣間見える
現場への飽くなきこだわりとは?

  • 庄司俊夫 (しょうじ としお) 様

    庄司俊夫 (しょうじ としお)

    フィブイントラロジスティクス※
    技術本部 情報制御システム部 部長代理

  • 鹿野純一 (かの じゅんいち)  様

    鹿野純一 (かの じゅんいち)

    フィブイントラロジスティクス※
    技術本部 情報制御システム部 主任

  • 外山隼次(とやま しゅんじ)

    外山隼次(とやま しゅんじ)

    富士電機機器制御※
    営業統括部 関西営業部 第一営業課

※記事中の部署および役職名は取材当時のものとなっております。
※フィブイントラロジスティクス…以下Fives。          
※富士電機機器制御…以下FCS。               

「省力化」「自動化」に先行して取り組み、
運送業界の成長を支え続けてきた45年。

インタビュー 外山様 インタビュー 鹿野様

FCS外山:本日はよろしくお願いします。新人のころから担当させていただいておりますが、改めてフィブイントラロジスティクス様はどういったものを作られている会社なのか、お聞かせ願いますか?

Fives鹿野:弊社では幅広い分野で、荷物の仕分けシステムや設備を手掛けており、日本では約半世紀、海外では200年以上の歴史があります。

FCS外山:荷物の仕分け設備というと、お客様はたとえばオンラインショップの物流倉庫などでしょうか?

Fives庄司:そうですね。これまでは宅配便等をあつかう企業様が主なお客様でしたが、ここ10年くらいはネットショッピング向けの配送センターからもご依頼も多くなってきていますね。

FCS外山:お客様の種類が増えてきているということですね。やはりこれまでの宅配便とネットショッピングでご要望は違うものですか?

Fives庄司:実は配送センターからのご要望も「人手不足の解消」など、一部は宅配便と似通ったものがあり、これまで弊社が長年取り組んできた課題に通ずる所もあります。

FCS外山:なるほど。たとえば、倉庫のオートメーション化などが最近のトレンドというイメージがあるのですが、実際のところ、どのような課題が実情としてあるものでしょうか?

Fives庄司:オートメーション化というのは最近ではなくて、実はそれなりに昔から取り組んできています。最近になってネットショッピングなどで世間に広がって目につくようにもなったと思いますが、運送業界の場合は、実は25年くらい前から省力化・無人化に向けての動きは先行して進んでいました。

FCS外山:そうなんですね!初めて知りました。ということは、御社はずいぶんと長きにわたって運送業界の自動化や省力化に取り組まれてこられたのですね。

Fives鹿野:そうですね。約半世紀の間、運送業界関連の自動化に関することを手掛けており、他社と比較してもかなりノウハウはあるほうだと認識しています。実は国内初の自動仕分け機(ソータ)も弊社が第一号で開発し、長年にわたって物流の仕分けに関するノウハウを蓄積してきました。

フィブの技術のこだわりは、
どこまでもお客様のことを考えるからこそ。

クロスベルトソータ(自動仕分け設備)

FCS外山:つぎに、今回ご一緒させていただいた案件についてお伺いしたいのですが、まずどのような経緯ではじまったのかお聞かせください。

Fives鹿野:今回の案件はもともと弊社が設備を納入していたのですが、お客様より処理能力をさらに増強させたいと相談を受けました。その結果、設備をまるごとリプレイスしようという話になり、仕分け能力が従来比2倍以上の「クロスベルトソータ」という最新設備を導入させてもらいました。

FCS外山:今回もそうですが、基本的にお客様の仕様はどうやって決定し、開発していくものなのでしょうか?

Fives庄司:まずはシステムの根底となる基本的なKPI(重要業績評価指標)をお伺いします。時間単位で何箱流すことを達成する、このくらいの作業人数で対応できるようにしたい。あとは、この時間までに作業を終えたいとか。
我々はそれを伺って、KPIを達成するためにどういう能力の機械を入れてどういうレイアウトにしていくかを細かく何度も打ち合わせします。
設備を売るだけではなくて、導入のところまでお客様と整合を取っていきます。そして場合によっては、仕様に関するご提案もこちらから行っています。

FCS外山:お客様と連携して仕様などを確実に絞りこんでいくのですね!そういえば設備を拝見して、コンベアにこんなにも多くのモータがついていることに驚きました。

Fives鹿野:弊社の仕分けシステムにはきめ細かいセンシング技術を採用しており、システムの監視・制御のために多数のセンサーや制御機器、監視システムなどが必要となります。

FCS外山:そうした制御技術も御社で開発されているのですか?

Fives鹿野:そうですね。コンベア製品も弊社工場で製造しているので、ほとんど自社製品で物流設備を構築しています。

Fives庄司:自社製品で設備を完成させることが出来るという点でも、お客様のニーズを汲み取るというのが割と自由にできます。
その都度毎回カスタマイズするので、今まさに求めている物、この場所に求めているものを的確にご提案できるということは弊社の強みだと思います。

Fives鹿野:また、「エラー率の低さ」というのは目立たないところですが、こだわっています。

FCS外山:「エラー率」というのはどのような意味でしょうか?

Fives鹿野:たとえば、規格で定まったような段ボールであれば問題無いのですが、一般ユーザ同士の荷物だと、全てがきれいに梱包されている荷物ばかりではないんです。段ボールの大きさもまちまちですし、そもそも段ボールに入っていないことだってあります。
そのような梱包形態の荷物だと、仕分け中に段ボールがふらついて倒れたり、荷物同士が接触して、コンベア上で詰まってしまうことがあり、大きな操業ロスに繋がります。
すると、作業者が荷物を整理して再稼働しなければなりませんが、弊社はまずそういった衝突・荷詰りの未然防止を実現しています。万が一間違って荷物がコンベアから取り除かれても、それぞれの荷物を自動的にトラッキングしているので、荷物がなくならず、正しく仕分けられるんです。

FCS外山:お客様のことを考えているからこその、こだわりですね!

Fives鹿野:エラーを抑えるための工夫はその他にもいろいろなところにあります。フランスやイタリア、米国、中国などの各拠点と定期的に技術交流会を実施し、日本に適した製品や制御技術を取り入れています。品質向上のためならいいものを取り入れる。弊社はそんな考え方ですね。

1度のトラブルさえも許さない。
徹底的なこだわりの末、スプリング端子機器を全面導入。

1度のトラブルさえも許さない。徹底的なこだわりの末、スプリング端子機器を全面導入。 1度のトラブルさえも許さない。徹底的なこだわりの末、スプリング端子機器を全面導入。

FCS外山:今回の案件に関しては、弊社のスプリング端子を全面的に導入いただきましたが、導入の経緯をお伺いできますでしょうか?
また、これまで制御機器にはどういった課題があったのかといったあたりについてもお聞かせいただければと思います。

Fives庄司:ねじ端子を使った電気部品において、以前はねじ締めに関する現場トラブルが何件か続いたことがありまして、どうにか対応できるものはないかという話にはなっていたんです。

Fives鹿野:その辺のトラブル対策は結構やっていて、基本的にねじの増し締めは稼働前に3回はやるんです。

FCS外山:3回もされるんですか!?

Fives鹿野:盤の出荷前、現場に導入されてから電気工事した後、調整が終わって現場を引き上げる前の計3回。それでも稀に締め忘れや実際の稼働後に設備の振動でねじが緩んでしまったりすることがありました。

FCS外山:そうした流れの中で、スプリング端子機器も検討されていったという経緯でしょうか?

Fives鹿野:スプリング端子機器は元々検討していたのですが、検討した当時は端子台だけのラインアップで、盤内の電気部品の大半を置き換えることが出来ず、中途半端なので踏み切れなかった。その後貴社がブレーカや電磁開閉器をラインアップされたのをみて、思い切って切り替えようと。
やるなら一気に切り替えたかったんですよね。

FCS外山:すごい思い切りというか、あまり他社では聞かないご判断という印象を受けました。

Fives庄司:これはすぐにやった方がいいと思いましたね。

FCS外山:今回のように仕様を見直す際、Fives様と一緒に盤をつくる協力会社さんからの意見や反応といった点はいかがでしたか?

Fives鹿野:反応は、半々でしたね。
専用工具がないという会社があったり。そういうのってやっぱり拒否感の表れなんでしょうけど、切り替えた後は浸透するまでそれほど時間は掛かりませんでしたね。

Fives庄司:慣れが一番大きいと思います。
体で慣れていたものが新しくなると手間も時間も余計にかかるという話は多少聞きましたが、それも「ねじの増し締めがなくなる」「移動時の振動の心配がなくなる」という優位点を説明して、納得してもらうというコミュニケーションを取ることでトーンダウンしました。

FCS外山:導入後のメリットはどのように感じていますか?
やっぱり工期の短縮は、先方からの評価のポイントになるのでしょうか?

Fives鹿野:それはありますね。工期が長いとコストに直結するんです。

Fives庄司:コストは下げられるけど品質も落ちるではダメなので、品質は維持しつつもコストを下げる、工期を短くするというのが求められますね。

Fives鹿野お客様から評価いただくのが、一度も引き渡し納期に遅延がないことと、立ち上げてから安定稼働するまでの期間がかなり短いこと。「どうやったらそれができるのか?」と聞かれたこともありますね。
今回の案件も、お客様は当初、他社製品をご採用されておりましたが、弊社に切り替えてご使用いただいた結果、再受注に繋がりました。そこには自信を持っていますし、これからもお客様のKPI実現と信頼に応えていきたいですね。

FCS外山:納品という話で言えば、他の案件ですごい数の発注をいただいて、納期でご迷惑をおかけしたことがありましたね(汗)。我々としては納品の品質も維持しなければですね。

情報制御システム部と各部門との相関図
情報制御システム部と各部門との相関図

お客様の要望やKPIに対して、適切な盤制作の依頼、機器の設置が迅速に取れる体制を構築している。
その中心となるのが庄司様、鹿野様の所属する「情報制御システム部」だ。

物流システムのこれからと挑戦。
変化を先取りし、KPIに答え続けていく。

物流システムのこれからと挑戦。 物流システムのこれからと挑戦。 物流システムのこれからと挑戦。 物流システムのこれからと挑戦。

FCS外山:最後に、今後の展望についてお伺いさせてください。
お二方の実感として、物流システムは今後どうなっていくと思われますか?

Fives庄司:一番求められるのはやはり省人化ですね。流通の現場でいま最も問題視されていかに人を介在せずに荷物の仕分けを容易にするかはここ数年特に課題になっていますね。

FCS外山:確かにそうですね。

Fives鹿野:荷物が確実に増えている一方で、荷物を扱う人が減っている。そうすると効率性をあげるしかないんですよ。
私たちもロボットやAIを使った画像処理ソフトを開発し、さらに省人化に寄与できる提案を行っています。
最近では小規模で混雑した現場にも最適な自律走行仕分けロボット「ジェニアント」や、物流倉庫に最適なピッキングロボット・システム「Skypod」など、現場に応じた提案をしています。

FCS外山:そこまでこだわれるFives様が、逆に富士電機機器制御に求めることはありますか?

Fives鹿野:スプリング端子に切り替えたといっても、ねじは一部残っていて、そこですね。ラインアップが50、60A・・・と増えれば、その分ねじなしにできますから。

FCS外山:Fives様の期待に応えられるように、我々も頑張りたいと思います。大変勉強になりました!本日はありがとうございました!

取材を終えて
 

取材を終えて

今回の商談に携わるまで、おぼろげなイメージしかなかったですが、Fives様のモノづくりから導入まで設備を作り上げていく過程は、普段目にする運送トラックや段ボールの見え方さえも変わりました。
お客様のKPIを達成するために様々な工夫を散りばめ、最も適したものを高い品質で、納期を守って届けるという姿勢にとても感銘を受けました。
時代の最先端を走る物流システムにおいて、自社の強みをはっきり理解されて、自信に満ちた表情で語るお二方も本当に格好良かったです。

器具メーカーとして、最先端の現場ニーズをいち早く取り入れ、最適なタイミングの提案が必要だと実感させられました。
営業マンとしての在り方を考えさせられる、希少な現場に立ち会えたことを嬉しく思います。明日から襟をただして業務に邁進してまいります!

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