高圧ダイレクト出力インバータ FRENIC4600シリーズ
事例 | 適用・効果例
適用・効果例
設備名「冷水塔冷却ファンの省エネルギー」
冷水塔の所要能力は昼と夜、季節等の温度条件により変動し、冷却ファン用電動機の運転動力も 変動します。従って電動機をインバータ駆動化して負荷に合った最適な動力で運転することにより省エネルギーを図ることが出来ます。冷水の温度を検出し、運転速度を自動制御する例を紹介します。

3レベルPWMインバータ
一般的に冷水塔は100%能力では設計されておらず余裕があるため、省エネルギーの狙い目です。
冷水の温度実際値に基づく温度一定制御を適用します。
計算条件
-
電動機出力
600kW、年間運転時間 8500時間 -
運転パターン
85%流量 4250時間
60%流量 4250時間
計算例
-
一定速運転時(流量調節弁制御)
流量が85%の時 所要動力=91%×600kW=546kW
流量が60%の時 所要動力=76%×600kW=456kW
年間電力量 546kW×4250h+456kW×4250h =4,258,500kWh -
インバータ運転時
流量が85%の時 所要動力=61%×600kW=366kW
流量が60%の時 所要動力=22%×600kW=132kW
年間電力量 366kW×4250h+132kW×4250h =2,116,500kWh
年間省エネ効果
4,258,500-2,116,500=2,142,000kWh
1kWh=10円の場合、2,142万円分の省エネとなります。
