プラント用ドライブ
プラント用ドライブ FRENIC-GSシリーズ

交流電動機制御装置

プラント用ドライブ FRENIC-GS シリーズ

FRENIC-GSの外観

業界をリードし多くのプラントで実績を誇る 富士電機の技術とノウハウを結集。
優れた制御と監視を両立し、高精度・高機能を実現する次世代ドライブ

構造

構造
業界最高クラスのスタック最大容量。
コンパクトデザインで、省スペース化・コスト抑制に貢献
合理化を追求し、大幅なコンパクト性を実現

スタック容量の拡大や機器構成の最適化など徹底した合理化により、機器点数や外線ケーブルを削減。
導入コスト抑制や省スペース化を実現しました。

外線ケーブル削減により、導入コストを抑制

  • 主回路、制御電源とも列盤間はバスバー接続

  • 主回路の外線接続は受電盤への入力とインバータ盤からの出力のみ
    外線ケーブルの削減で導入コストを抑制

  • 制御電源の外線接続は受電盤への入力のみ。列盤間の渡り配線が不要で導入コストを抑制

機器構成(PWMコンバータ~フィルタ)の最適化により、
省スペース化を実現

  • PWMコンバータ並列接続時のフィルタ共通化により、機器点数を削減

  • フィルタ抵抗の撤去により、発生損失を低減

PWMコンバータ並列接続時のフィルタ構成

業界最高レベルのコンパクト化により、省スペースに貢献

スタック冷却構造の改良により、業界最高レベルのスタックの高出力化を実現。
さらにスタックの収納台数に応じた盤幅選択と最適化設計で、業界最高レベルの収納効率を実現しました。

冷却構造の改良により、スタックを高出力化

■400Vシリーズインバータ

注:出力電圧440Vの場合

■690Vシリーズインバータ

注:出力電圧690Vの場合

業界最高レベルの収納効率で、省スペース化に貢献

  • 400Vシリーズインバータの場合、10~25kVAスタックと40~70kVAスタックの同一盤収納ができるため、盤面数の削減が可能

【インバータスタック収納台数(W800盤の場合)】

インバータスタック収納台数(W800盤の場合)
業界最高クラスの高速・高精度な制御性能で、
製品品質や生産性向上に貢献

超高速E-SXバスによる高速・高精度化で、品質・生産性向上に貢献

PLC(XCS-3000TypeE、SPH3000MG、SPH3000MM)と、超高速E-SXバスでの接続が可能。これによりさらなる高速・高精度なモーション制御が必要な装置に対応できます。また、XCS-3000TypeEと組み合わせることでネットワークループの構築が可能となり、1か所の断線であれば継続して運転することができ、製品の品質安定化、生産性の向上に貢献します。

■ループ構成

■バス構成

■E-SXバス仕様

制御性能の向上により、ダイレクトパラ接続台数の拡大を実現

CPU間などの通信高速化により、インバータ、PWMコンバータともに接続台数の拡大を実現しました。

■ダイレクトパラ接続台数

注:

インバータ、PWMコンバータともに最大4台

注:

多巻線モータに対するインバータ並列台数は最大6台

インバータの並列接続方法

業界最高クラスの安全機能で、
現場の安全性向上に貢献

機能安全規格のレベル向上により、さらに確実な安全停止を実現

標準対応する安全機能STO(Safe Torque Off)のレベルを向上し、より確実な安全停止を実現しました。

注:

オプションカードを搭載することで、SS1、SLS、SBCにも対応可能です。(近日対応)

業界最高クラスの監視機能でDX推進をサポートし、
安定生産に貢献

情報LANと制御LANの分離で高速・高精度の制御と大量のデータ監視を両立。
生産設備のDX推進をサポートし、安定生産に貢献

制御LAN(制御周期)に関係なく、情報LANで多くのデータ(運転履歴、電力、速度、トルクなど)をPCや解析装置へ送信でき、
長期間のトレンド分析やシミュレーションへの活用を可能にしました。

  • 情報LANと制御LANの分離により、ドライブ制御性能を落とさず、生産設備のDX推進が可能

  • 情報LANとしてEthernetを標準搭載

  • 他社に先駆けてOPC UAに対応 (注1)

  • IGBT寿命予測、モータ異常検出など、予知保全機能や故障検出機能を強化 (注2)

注1:

オプション対応

注2:

ドライブ装置単独で実現する機能とPLCなどとの組合せで実現する機能があります。

ニーズに応えた規格・ラインアップで、
導入・運用のしやすさを追求
国際規格、国際標準への対応とラインアップ拡充で、
導入しやすく、また、フレキシブルな運用を実現
  • 盤としてIEC、CEに加え、UL、NKにも対応
    注)690VシリーズをUL/cULに適合させる場合は入力電圧600Vとなります

  • 盤寸法は、一般的なH2,000×D600を採用。標準コンテナでの輸送が可能
    注)盤幅はW800、W600、W400を標準化

  • 世界で最も普及している産業用EthernetのPROFINETに対応
    注)PROFIBUS、E-SXバス、Tリンクにも対応

  • IECで低圧区分の690Vシリーズのラインアップを拡充

業界で一般的な盤寸法の採用で、導入・運用が容易に

  • 一般的な盤寸法を採用したことで、他社製ドライブ盤からの置換えが容易

  • 盤の高さを低くしたことで、保守・点検時の視認性が向上

減機運転により万が一の故障時にも運転継続が可能

例) 200kW×2台で355kWのモータを駆動している場合、1台が故障しても200kW(1台分の容量)で運転継続することが可能です。

PWMコンバータやインバータのダイレクトパラ接続では、スタックが故障した場合でも残りの正常なスタックのみによる出力低減運転が可能で、操業を継続できます。

注:

減機運転する際は、制御信号やパラメータなどの切り替え操作や、シーケンス回路などに考慮が必要です。

注:

ダイレクトパラ接続は、同一スタック型式で対応可能です。

カタログダウンロード

プラント用ドライブ FRENIC-GS シリーズ(3.9MB)