導入事例
既設誘導炉の更新による操業停止リスクの回避・操業時間の短縮

既存設備の老朽化対策で最新の高周波炉を導入。生産停止リスクを回避し、高速溶解を実現したことで、電力原単位を20%以上削減。

既設誘導炉の更新による操業停止リスクの回避・操業時間の短縮の事例イメージ

 設備老朽化対策   生産性向上   BCP 

高周波誘導炉の導入事例。某鋳造工場(銑鉄鋳物)では既存誘導炉の老朽化により操業停止リスク が高まっており、既設メーカーのサービス体制にも不安がありました。

そこで富士電機の高周波 誘導炉を導入。操業停止リスクを回避するとともに、 高速溶解による操業時間の短縮を実現。 また、運転データの収集・表示機能を活用することで現状を見える化を可能にしました。

鋳造工場の生産性向上と設備老朽化対策

鋳造工場では、人手不足や電力コストの上昇、短納期 化を背景に生産性向上が重要な経営課題になっています。 一方で、溶解炉や電源設備などの基幹設備はライフサイ クルが長く、老朽化によって生産性と品質の両方に影響 してきます。

生産性を維持するためには定期点検や計画保全に加え、 メーカーからのサポート、設備停止時のリスク低減案を 含めた設備老朽化対策を検討する必要があります。

生産設備の老朽化による具体的な影響は「故障頻度の上昇」と「生産性の低下」

富士電機が実施した鋳造工場における生産設備の設備老朽化対策の現状と課題(2024年)によると、生 産設備の老朽化による具体的な影響について もっとも回答が多かったのは「故障頻度の上 昇」で74.4%、次いで「生産性の低下」で66.7%、 「維持管理費の増加」で56.7%の順に続く結果と なりました。

この対策として定期点検・部品交換・オーバー ホールが実施されており、メーカーのサポート 終了や、保全部品の調達が困難な場合は設備更 新(新規設備への入替)が検討されています。

富士電機 2024「鋳造工場における生産設備の老朽化対策の現状と課題」

老朽化設備更新による操業停止リスクの回避と生産性の向上

老朽化設備の更新は、突発的な故障や部品供給停止リスクを回避すると同時に、業務プ ロセスを最適化することで、操業時間の短縮などの生産性向上の機会になります。また、 運転データの見える化などDX(デジタルトランスフォーメーション)化に取り組むこと で、継続的な生産性の改善や、状態監視保全による保全コストの削減も可能になります。 このような導入効果を実現するtためには、以下のような観点で老朽化設備の更新を検討 していく必要があります。

・部品供給とサポート体制の確保
メーカーによる保守対応や部品供給が長期的に保証される機種を選定し、廃番やサポート 終了による将来的な操業リスクを未然に防ぎます。

・導入効果の事前シミュレーション
実際の稼働状況を想定した試算を行い、適切な生産能力や省エネ効果を見極め、自社に最 適なスペックを選定します。

・データの見える化と活用(DX)
操業データをデジタル化・蓄積する基盤を整備し、経験則ではなく事実データに基づいた 改善サイクルを可能にします。

導入事例:既設誘導炉の更新による操業停止リスクの回避・操業時間の短縮

高周波誘導炉のイメージ
※画像は弊社製品高周波誘導炉(F-MELT100G)のイメージです。

[導入事例概要]
・業種:製造業(鋳鉄製品)
・導入製品:高周波誘導炉(F-MELT100G)

[お客様の声]
導入にあたっては単純な老朽化対策だけでなく、当社の操業に見合った仕様によりシミュレーションを提案していただき、 効果がわかりやすかったです。
[導入以前の課題]
既存誘導炉の老朽化により操業停止リスクが高まっていた。 また、既設メーカーのサービス体制に不安があった。

[導入効果]
操業停止リスクを回避するとともに溶解による操業時間の短縮を図ることができた。運転データの収集することで現状を見える化することができた。

関連製品:高周波誘導炉 F-MELT100G

富士電機の「パワエレ技術」、「高圧絶縁技術」、「解析技術」を結集した高周波誘導炉。溶解原 単位を向上させた高効率炉体と高電圧IGBTスタックを搭載。高周波誘導炉の実績は2500台以上、実 績をもとに、鋳造工場のカーボンニュートラル化の推進や生産性・安定性向上を実現します。

関連ページ:電気炉の省エネ化を実現する高周波誘導炉F-MELT100G

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富士電機では製造業向けに製造活動を支える設備機器、IoTシステムや制御システムを数多く提供、その実績をベースとし鋳造工場様向けにIoT活用・ 生産性向上・スマート工場化を支援するためのシステム&ソリューションを提供しています。 製品・サービスに関するお問い合わせ. 導入関するご相談等がございましたら、 お気軽にお問い合わせください。


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