大幅な損失低減を実現
同期モータ駆動インバータFRENIC-MEGA GX にこのSIC-SBDを搭載することで,インバータの発生損失を従来機と比べて約20%超低減致しました。


FRENIC-MEGA GXの特長を継承
大幅な損失低減を図りながらも,FRENIC-MEGA GXタイプと同等の機能・性能を誇ります。
高性能を継承
- 制御方式は,速度センサ付きベクトル制御,速度センサレスベクトル制御,V/f制御に対応
- 用途(負荷)に応じて2つの仕様に対応
適用負荷 | 特徴 | 過負荷電流定格 | |
---|---|---|---|
HD(High Duty)仕様 | 重過負荷 | パワフルな駆動が可能 | 200% ‒3秒 150% ‒1分 |
LD(Low Duty)仕様 | 軽過負荷 | 1~2枠大きなモータ駆動が可能 | 120% ‒1分 |
同期モータとの組み合わせにより更なる省エネの実現
当社の同期モータとの組み合わせ運転により,常時駆動するファン・ポンプ用途などで更なる省エネが可能です。
磁極位置センサレス・センサ付シリーズにより二乗低減用途,定トルク用途と幅広い適用が可能です。
インダクションモータと同期モータを設定切替で運転可能なため,先行導入に最適です。

メンテナンス性の向上
タッチパネルにUSBコネクタ搭載
現場における作業性の向上
- タッチパネルのメモリにインバータ本体の各種情報の保存が可能になり,場所を選ばず確認作業が実施できます。
- 生産現場で,タッチパネルのUSBから直接パソコン(パソコンローダ)へ情報転送が可能になります。
- 定期的に行なう寿命情報の収集作業が,効率良く実施できます。
- リアルタイムトレース機能により,設備機械の異常確認が行なえます。

特長
- 1. 変換器なしで市販のUSBケーブル(mini B)でPCへダイレクトに接続が可能です。インバータとオンラインでPCと接続が可能です。
- 2. パソコンローダを活用することで,(1)~(5)のインバータ支援が可能です。
- (1)機能コードデータ,編集,比較,コピー
- (2)運転モニタ,リアルタイム
- (3)故障履歴情報(過去4回)
- (4)メンテナンス情報
- (5)ヒストリカルトレース

メンテナンス時期の予報信号出力可能タッチパネルやパソコンローダから以下の項目を簡単に確認できます。
項目 | |||
---|---|---|---|
インバータ 累積時間(h) |
インバータ 起動回数(回) |
設備メンテナンス警報 累積時間(h)/起動回数(回) |
インバータ寿命 予報情報を表示 |
設計寿命 10年
インバータ内部の各種有寿命の設計寿命を10年に延ばしました。このことにより,設備メンテナンスサイクルが長くなります。
有寿命部品 | 設計寿命 |
---|---|
主回路コンデンサ | 10年 |
プリント基板上の電解コンデンサ | 10年 |
冷却ファン | 10年 |
寿命条件
周囲温度40℃,
負荷率100%(HD仕様),80%(LD仕様)
- ※ : 設計寿命は計算値ですので,保証値ではありません。