富士電機株式会社

次世代パワー半導体デバイスSic-SBDを搭載。大幅な損失低減を実現「FRENIC-MEGA GX-SiC」

大幅な損失低減を実現

同期モータ駆動インバータFRENIC-MEGA GX にこのSIC-SBDを搭載することで,インバータの発生損失を従来機と比べて約20%超低減致しました。

インバータ発生損失の比較例(11kW)

FRENIC-MEGA GXの特長を継承

大幅な損失低減を図りながらも,FRENIC-MEGA GXタイプと同等の機能・性能を誇ります。

高性能を継承

  • 制御方式は,速度センサ付きベクトル制御,速度センサレスベクトル制御,V/f制御に対応
  • 用途(負荷)に応じて2つの仕様に対応
  適用負荷 特徴 過負荷電流定格
HD(High Duty)仕様 重過負荷 パワフルな駆動が可能 200% ‒3秒
150% ‒1分
LD(Low Duty)仕様 軽過負荷 1~2枠大きなモータ駆動が可能 120% ‒1分

同期モータとの組み合わせにより更なる省エネの実現

当社の同期モータとの組み合わせ運転により,常時駆動するファン・ポンプ用途などで更なる省エネが可能です。
磁極位置センサレス・センサ付シリーズにより二乗低減用途,定トルク用途と幅広い適用が可能です。
インダクションモータと同期モータを設定切替で運転可能なため,先行導入に最適です。

段階的な設備更新 ポンプ運転消費電力比較例(11kW)

メンテナンス性の向上

タッチパネルにUSBコネクタ搭載

現場における作業性の向上
  • タッチパネルのメモリにインバータ本体の各種情報の保存が可能になり,場所を選ばず確認作業が実施できます。
  • 生産現場で,タッチパネルのUSBから直接パソコン(パソコンローダ)へ情報転送が可能になります。
  • 定期的に行なう寿命情報の収集作業が,効率良く実施できます。
  • リアルタイムトレース機能により,設備機械の異常確認が行なえます。

特長

  • 1. 変換器なしで市販のUSBケーブル(mini B)でPCへダイレクトに接続が可能です。インバータとオンラインでPCと接続が可能です。
  • 2. パソコンローダを活用することで,(1)~(5)のインバータ支援が可能です。
  • (1)機能コードデータ,編集,比較,コピー
  • (2)運転モニタ,リアルタイム
  • (3)故障履歴情報(過去4回)
  • (4)メンテナンス情報
  • (5)ヒストリカルトレース

メンテナンス時期の予報信号出力可能タッチパネルやパソコンローダから以下の項目を簡単に確認できます。

項目
インバータ
累積時間(h)
インバータ
起動回数(回)
設備メンテナンス警報
累積時間(h)/起動回数(回)
インバータ寿命
予報情報を表示

設計寿命 10年

インバータ内部の各種有寿命の設計寿命を10年に延ばしました。このことにより,設備メンテナンスサイクルが長くなります。

有寿命部品 設計寿命
主回路コンデンサ 10年
プリント基板上の電解コンデンサ 10年
冷却ファン 10年

寿命条件
周囲温度40℃,
負荷率100%(HD仕様),80%(LD仕様)

  • ※ : 設計寿命は計算値ですので,保証値ではありません。

規格対応:本製品はUL規格を取得していません。

ページの先頭へ戻る