高力率・電源回生PWMコンバータ FRENIC-RHCシリーズ

電源回生による省エネ、制動能力アップ

インバータで駆動される上下搬送装置やコンベヤなどの機器では、制動時に発生する回生エネルギーの処理が必要になります。この回生エネルギーを処理する方法として「制動抵抗器+制動ユニット」にて熱に変換するのが一般的ですが、以下の課題があります。

回生エネルギー発生の仕組み
  • 熱として消費する為、エネルギーが無駄になる

  • 負荷側の条件によって、連続的な回生制動が求められる 場合や瞬時の回生容量が大きくなる場合、制動抵抗器 の体積も大きくなる。

上記課題を解決する電源回生コンバータを富士インバータFRENICシリーズとしてラインナップ。

高調波抑制ガイドラインに適合

PWM制御により電源側電流を正弦波化し、高調波電流を大幅に低減するため、インバータとの組み合わせにより経済産業省資源エネルギー庁より発行された 「高圧又は特別高圧で受電する需要家の高調波抑制対策ガイドライン」 の換算係数Kiを 「0」 (つまり高調波の発生はゼロ) として扱うことができます。

電源設備容量の低減が可能

力率制御により電源相電圧と同相の電流を流すため、ほぼ力率=1での運転が可能です。そのため、標準形インバータに比べて電源変圧器容量や機器類などの小形化が可能となります。

入力電波波形の比較

盤設置に特化したスタックタイプ

クレーンシステムにおける盤構成例

盤設置のために専用設計されたスタックタイプは、従来機種に比べ盤サイズを小型化できます。
従来機種に対して、盤のサイズ:34%縮小を実現(クレーンシステムにおける例)
また、専用設計のため盤への組み込みや交換が容易になります。

コンバータの並列システムにより大容量に対応

スタックタイプにて並列に接続することにより、コンバータ総容量を拡大できます。接続方式には「トランスレス並列システム」と「トランス絶縁並列システム」があります。

「トランスレス並列システム」と「トランス絶縁並列システム」

SXバス、E-SXバスシステムに対応

コントローラ(MICREX-SXシリーズ)、プログラマブル操作表示機(MONITOUCHシリーズ)、インバータ(FRENICシリーズ)と容易にシステム構築が可能。

トレースバック機能を標準搭載

アラーム発生時のデータを保持。データを読み出しグラフ化によって故障解析が容易。

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