半導体について
パワー半導体とは

”半導体”は、その名前が示すように電気を通しやすい”導体”と電気を通さない”絶縁体”の両方の特性を持った物質です。
電気を一方向だけ通す”整流”、電気信号を大きくする”増幅”、電気を通したり止めたりする”スイッチング”などを行うことができます。

パワー半導体とは

パワー半導体は、高い電圧、大きな電流を扱うことができる半導体です。高い電圧、大きな電流に対しても壊れないよう通常の半導体とは違った構造を持っています。また大きな電力を扱うことから熱を発して高温となりやすく故障の原因になります。 このため発熱の原因であるパワー半導体自身の電力損失を少なくし、さらに発生した熱を効率よく外に逃がす工夫が施されています。

パワー半導体は主に電圧、周波数を変えたり、直流を交流、交流を直流に変えるなどの電力変換に使われます。 モーターを低速から高速まで精度良く回したり、太陽電池で発電した電気を無駄なく送電網に送ったり、様々な家電製品、電気器具に安定した電源を供給する場面でパワー半導体は欠かすことのできない主役として大活躍しています。
近年、省エネ化・省電力化への意識が高まり電気の無駄を極力少なくできるパワー半導体の需要がより高まっています。

富士電機のパワー半導体

富士電機では以下のパワー半導体を提供して世の中の省エネ・省電力に貢献しています。