富士電機株式会社

中期経営計画の方針

強いコンポーネントの創出と、エンジニアリング・サービス、最適制御技術、IoTを組み合わせたシステム事業を強化をするとともに、現地パートナー/M&A商流の活用により海外事業拡大を図ります。社会・産業インフラ分野向けにソフト・ハードの標準化・パッケージ化、電気設備丸ごとビジネスでの受注拡大を推進し、輸送分野に対しては他社との差別化を図った商材の開発加速に取り組みます。

図:創出価値、エネルギーの安定供給、自動化、省エネ。事業部門、パワエレシステム エネルギー、パワエレシステム インダストリー。顧客分野、社会インフラ、産業インフラ、輸送。主要システム、変電設備/監視制御システム、エネルギーマネジメントシステム、素材プラント向け駆動制御・監視制御システム、鉄道車両システム など。主要コンポーネント、制御機器、変電・電源、器具、駆動制御、計測機器

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2023年度中期経営計画説明会

海外事業拡大の取り組み(2019・2020年度)

東南アジアやインドでは、M&A商流・エンジニアリング力を活用した受注拡大を進めています。システム工場の立ち上げと現地子会社の統合により、地産地消に加えて現地設計(地設)機能を拡大し、ものつくり一貫体制を構築します。中国では現地パートナーの商流を活用し、素材分野・飲料工場向けに駆動制御・監視制御システム、エネルギーマネジメントシステムを提供し、生産性の向上やエネルギー最適化による省エネを実現していきます。北米では、富士SEMEC社と連携し、鉄道車両事業拡大に向け、ものつくり・エンジニアリング体制のさらなる強化を図っていきます。

2019年度は、アジア中核拠点となる富士電機マニュファクチャリング(タイランド)社(FMT社)に盤システム工場とエンジニアリングセンターを新設しました。今後、現地でのエンジニアリング、ものつくり体制強化によりデータセンターや電力・素材分野向けに、電力の安定供給・省エネに貢献するシステム事業を展開していきます。

図:アジア中核拠点FMT社と各拠点が連携 FMT社 盤システム工場/エンジニアリングセンターからインド、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシアへ

2019年に連結子会社化したFCN社と、富士電機インド社を統合し、製造や販売、サービス拠点の再編・拡充を推進します。

両社の商流・商材の強みを生かした事業拡大およびサービス体制を強化するとともに、設計や調達機能など現地化拡大により製品競争力を高めていきます。

※ 富士電機コンスルネオワット社

図:インド事業体制の強化(拠点の再編・拡充) 富士電機インド社と富士電機コンスルネオワット社の2社統合(2020年10月予定)→新統合会社、富士電機インド社

2019年度は、中国の大手冷凍・空調機器メーカーの大連冰山グループとの合弁会社である大連富士冰山スマート制御システム社(DFBCS)が、大連冰山グループ、および当社の無錫工場にエネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入。

本工場を中国市場における「モデル工場」と位置付け、最優先ターゲットとするビール業界や乳製品業界を中心に、お客様に省エネ効果や対策事例を示しながら、EMS導入に係る各種商材を提案し、システム事業拡大を図っていきます。

図:現地パートナーと連携し、EMSを軸にしたシステム提案 最優先ターゲット業種:ビール業界、乳製品業界。
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