富士電機株式会社

2023年度中期経営計画「令和.Prosperity2023」

2023年度中期経営計画では、持続的成長企業としての基盤確立を方針に掲げ、売上高1兆円、営業利益率8%以上を目指します。財務指標は、成長性、収益性・効率性、財務健全性のバランス重視を基本に、さらなる資本効率向上に向けて取り組みます。

図表:2023年度経営目標、財務指標
図表:売上高
図表:営業利益

成長戦略の推進

パワエレシステム、パワー半導体事業に注力

パワエレシステム、パワー半導体の事業拡大を図るため、2019年度から2023年度の設備投資額2,200億円のうち約9割、研究開発費2,000億円のうち約8割を両事業に投入します。

【設備投資】

パワエレシステムのシステム事業拡大に向けた設備投資を進めるとともに、パワー半導体は電動車向けの売上拡大に向けて、生産設備の増強を行います。

図表:設備投資額

【研究開発】

インキュベーション開発強化を図るとともに、パワエレシステムとパワー半導体のシナジーを生かしたモビリティ分野や、強いコンポーネントを生かしたFAシステム、IoTソリューション、変圧器、開閉器などのグローバル商材の開発に取り組むとともに、パワー半導体の電動車向け次世代品の開発を進めていきます。

図表:研究開発費
海外事業拡大

電力需要や産業・社会インフラの省エネ・自動化需要の拡大、再生可能エネルギーの普及を背景に、東南アジア・インド、中国を中心として売上拡大を図り、海外売上高比率を2018年度の25%から2023年度は35%に拡大します。

図表:海外売上高

収益力の更なる強化

グローバルでものつくり力強化

地産地消をもとに、グローバルでものつくり力強化に取り組みます。海外生産拠点の現地リーダー層の人財育成を強化し、自律化を進めるとともに、IoTを活用したものつくりのデジタル改革に取り組み、設計、購買、製造、試験の情報の見える化、共有化による工程間・拠点間の連携による、革新的な生産性向上を実現します。

経営基盤の継続的な強化

持続的な成長に向けて、環境、人財、ガバナンスを中心とした経営基盤の強化に継続的に取り組みます。また、全社活動「Pro-7」を再活性化させ、業務効率、業務品質の向上および生産性向上に向けた働き方改革を推進します。

環境、人財、ガバナンスの取り組みについてはこちら

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