富士電機株式会社

瞬時停電発生後のインバータの復帰動作設定は?

ご質問

瞬時停電発生後のインバータの復帰動作設定は?

回答

F14(瞬時停電再始動(動作選択))で瞬時停電後のインバータの復帰動作を選択できます。
詳細説明をFRENIC-Ecoユーザーズマニュアル第9章「機能コード」の「F14瞬時停電再始動」の項目に記載しておりますので,ご確認ください。

■瞬時停電再始動(動作選択)(F14)
F14 データ 内容
0:瞬時停電再始動不動作
     (即時トリップ)
インバータが運転中に瞬時停電が発生し,インバータの直流中間回路の電圧で不足電圧を検出すると,その時点で,不足電圧アラームLUが出力され,インバータの出力を遮断し,フリーラン状態になります。
1:瞬時停電再始動不動作
     (復電時トリップ)
インバータが運転中に瞬時停電が発生し,インバータの直流中間回路の電圧で不足電圧を検出すると,その時点で,インバータの出力を遮断し,フリーラン状態になりますが,不足電圧アラームにはなりません。
瞬時停電から復電したときに不足電圧アラームLUを出力します。このとき,モータはフリーランとなります。
3:瞬時停電再始動動作
    (運転継続)
インバータが運転中に瞬時停電が発生し,インバータの直流中間回路の電圧が運転継続レベル以下になった時点で,運転継続制御を開始します。運転継続制御では,減速することにより負荷の慣性モーメントの運動エネルギーを回生し,運転継続時間を延長します。回生するエネルギーが少なく,不足電圧を検出するとそのときの出力周波数を記憶し,インバータの出力を遮断し,モータはフリーラン状態になります。復電時に運転指令が入力されていれば,停電時に記憶した周波数から再始動します。この設定は負荷の慣性モーメントが大きなファンなどの用途に最適です。
4:瞬時停電再始動動作
    (停電時の周波数から再始動)
インバータが運転中に瞬時停電が発生し,インバータの直流中間回路の電圧で不足電圧を検出するとその時点で,そのときの出力周波数を記憶し,インバータの出力を遮断し,フリーラン状態になります。復電時に運転指令が入力されていれば,停電時に記憶した周波数から再始動します。 この設定は,負荷慣性モーメントが大きく,瞬時停電でモータがフリーランになっても,モータ速度の低下が少ない場合(ファンなど)に最適です。
5:瞬時停電再始動動作
    (始動周波数から再始動)
インバータが運転中に瞬時停電が発生し,復電後,運転指令が入力されると,機能コードF23で設定された始動周波数から再始動します。この設定は,負荷慣性モーメントが小さく,かつ負荷が重い場合で,瞬時停電でモータがフリーランになると,短時間でモータ速度がゼロまで低下する場合(ポンプなど)に最適です。

瞬停再始動タイミングチャート

注意事項

なし。

ワンポイントアドバイス

なし。

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