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保守管理のポイントを余すところなく──お客様参加型のメンテナンス講習会「遮断器保守実践道場」保守管理のポイントを余すところなく──お客様参加型のメンテナンス講習会「遮断器保守実践道場」

富士電機エフテック株式会社(以下エフテック)では、機器を安全に使い続けていただけるよう、
保守点検やメンテナンスのノウハウを伝える「遮断器保守実践道場」を催しています。
ベテラン社員によるこの講習会は、若手社員の教育はもちろんのこと、
お客様にも参加していただくことで、保守点検への意識を高めていただくことを目的としています。

富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 技術課 南 政博 富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 生産課 作業長  関口 智紀 富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 技術課 南 政博 富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 生産課 作業長  関口 智紀
2018年2月取材。所属、役職は取材当時のものです。

まずリスクを知ることが
予防保全につながる

データセンター対応型ブレーカなら問題があった箇所の電気だけを遮断できる(選択遮断協調)

選択遮断協調
富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 技術課 南 政博 富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 生産課 作業長  関口 智紀

─ 「サービスエンジニアリング部門」では、主にどのようなことを行っているのですか?

南:納入させていただいた受配電設備や機器を末永く安全にお使いいただけるよう、適切に保守管理するのが我々の使命です。ただ製品をお売りするのではなく、ベストな状態で使い続けていただくよう予防保全を呼びかけるのも、我々の仕事です。

たとえば、工場や大規模商業施設などで使われている「真空遮断器(以下VCB)」は、回路の故障や異常を感知して電気の流れを安全に遮断する、いわば「保険」のような役割をしています。しかし、遮断器にも寿命がありますので、もし経年劣化や老朽化によって正常に動作しないと、火災や事故にもつながりかねません。これを未然に防ぐのが、機器交換や新機種への更新による「予防保全」です。

予防保全を意識されているお客様は多くないため、耐用年数を優に超えた設備のメンテナンスをする機会も増えています。

─ 予防保全を行わないとどのようなリスクがあるのですか?

南:過去には、遮断器が燃えてしまうような事故も発生しています。お使いいただく環境にもよるのですが、本来は電気を通さない絶縁部分にたまったホコリが湿気を吸い、炭化導電路(トラッキング)を作ることで、電気が流れて短絡事故を招くこともあります。また、開閉器などでは、可動部に塗られたグリースが乾燥して固まってしまい、うまく機器が動作しなくなったために焼けてしまったこともあります。
受配電機器などには法で定められた点検の制度はありませんが、我々は3年ごとの普通点検、6年ごとの細密点検を推奨しています。さらに、最適な更新期間のご提案を行っており、たとえばVCBの更新推奨時期は20年です。1990年代に納入された機器の多くも既に更新期近くとなっており、老朽化によるトラブルを防ぐための定期的な保守点検は重要ですし、また中長期的な視点での更新計画立案も是非お願いしたいと考えています。

メンテナンスのノウハウを学ぶ
「遮断器保守実践道場」

遮断器保守実践道場
富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 生産課 作業長  関口 智紀

─ 点検は独自で行うことはできるのでしょうか。

関口:商業施設などでは、他の機器と合わせて配電盤全般の点検を外部委託されているケースが多いようです。しかし、このような場合には、遮断器の内部まで見ているわけではなく、十分な点検が行われていないことがほとんどです。故障や不具合が起きてから初めて連絡をいただき、メーカーによる定期点検や保守管理の重要性を意識されるお客様もおられます。ただし、簡単なメンテナンスであれば取扱説明書にもその方法が載っているため、お客様側で行っていただけることもあります。

我々が今力を入れているのが、メンテナンスに携わる人員の教育です。「遮断器保守実践道場」と名付けた研修施設では、VCBの保守点検の方法を実践的に学ぶことができます。元々は、自社の若手社員を教育する目的で始めたものですが、最近ではお客様からの参加のご要望もが増えて来ています。その背景には、我々だけでなくお客様側でも、保守点検に携わっておられた知識や技術力のある社員様が減っているということがあります。そのため、中には海外から講習を受けに来られるお客様もおられる状況です。

─ 講習ではどんなことを学ぶのですか?

関口:お客様のご要望に応じて多少変更しますが、メンテナンスに必要な基本的な知識と、実機を使った実践が主なカリキュラムです。ご希望があれば、お客様が使われている遮断器に合わせたカリキュラムを組み、お客様の都合のよいスケジュールで行うこともあります。講習では取扱説明書には載っていないような内容も学んでいただけます。実際に作業しながら行うため、数日を見込んでいただけると助かります。

緊急時の一次対応力が
身につくことで、
大きなトラブルを避けることも

富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 生産課 作業長  関口 智紀
富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 技術課 南 政博 富士電機エフテック株式会社 吹上事業所 SE部 生産課 作業長  関口 智紀

─ お客様が独自でメンテナンスをするようになると、エフテックの仕事が減ってしまうのではないですか?

南:私たちがメーカーとしての技術知識を活かした点検を実施するだけでなく、お客様が設備保全についての知識を深めて戴くことで、より安全に安心して自社製品をご活用されるのではないかと考えています。適切に使用するための知識や情報を提供することも、メーカーとしての重要な使命ではないでしょうか。

また、もし使用されている設備の異常を感じた場合は、先ずは安全を確保するための一次対応を進めて戴くことと、そして私たちが適切な措置を施すための適切な事前情報のご提供を戴くことが重要となりますが、それを進めるためにも必要な知識の習得は大切ですし、トラブルを最小限にとどめることにもつながります。

─今後のメンテナンス講習の展開について教えてください。

関口:我々はこれまで、一度も点検されたことがなく、いつ事故が起きても不思議でないような遮断器を多く見てきました。だからこそ、我々は保守点検の必要性を広く知っていただきたいと考えています。どんなに優れた製品であっても、点検、メンテナンスを怠れば、その性能を発揮することはできません。自信をもってお届けできる製品だからこそ、事故なくお使いいただけるよう、サポートしていきたいと思います。

関口:講習で使う手順書やフローは、ベテラン社員が実地で経験してきた内容を、より多くの人に伝えられるよう作成したものです。しかし、実際には習得に2ヶ月はかかるような内容であり、講習時間を増やしてほしいという要望も少なくありません。そのため今後は、IT技術の活用などもすすめ短い時間でより深く学んでいただけるよう工夫を重ねていきたいと考えています。

豊富な実機を前に実践的なノウハウを提供 お客様参加型のメンテナンス講習会豊富な実機を前に実践的なノウハウを提供 お客様参加型のメンテナンス講習会

こんなお客さまにおすすめ

課題や背景

  • ◎受配電盤やその内部の遮断器などの電気設備の保守を担当していた社員が定年退職してしまって担い手がいない。
  • ◎受配電盤や遮断器などの設備が老朽化しているが、すぐに更新できないため、「適切な」メンテナンスで事故の予防保全を行いたい。
  • ◎電気設備の予防保全を積極的に行うために、社員にも電気設備に対する知識を付けたい。

成果・改善

  • ◎真空遮断器(VCB)のメンテナンスについて、座学や体験を通して理解を深めることができた。
  • ◎受配電盤など電気設備の役割や保守について理解を深めることができた。
  • ◎電気設備のメンテナンスについての社員の意識が高まった。

~当社が提供したもの~ お客様参加型のメンテナンス講習会「遮断器保守実践道場」~当社が提供したもの~ お客様参加型のメンテナンス講習会「遮断器保守実践道場」

遮断器保守実践道場
  • ・遮断器の構造やメンテナンスについて学べるお客様向け講習会。
  • ・座学に加えて実機に触れて覚える実践形式の講習。
  • ・お客様のニーズにあわせてフレキシブルに講義内容や日程等を調整可能。

富士電機機器制御はココが違う

  • 蓄積された設計ノウハウで
    小形化を実現
  • 直流タイプの製品もラインナップ。
    交流タイプと同じ外形サイズの為、
    盤の設計変更作業の手間も軽減。
  • 極力配線部が露出しない安全設計で、
    交換工事や点検時のリスクを低減。

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